そして翌週の月曜日の夕方。
初回のデートの時と同じ新宿アルタ前で待ち合わせ。約束の5分前に到着する。
すると10秒もしないうちにアキホちゃんが現れた。
あれ? 綺麗になってねぇか?
髪の毛のキューティクルが増え、肌のツヤも増したように思えた。
これがセックスの力だよなぁ…。
ひとり納得する筆者。やはり充実したセックスライフは女性を綺麗にする一番の薬だろう。
フェロモンやらホルモンやら脳内麻薬やらによって、内部から綺麗になっていくというのは紛れもない事実なのだ。
「この間よりずっと綺麗になったね」
開口一番、彼女に告げてみた。
「そ、そんなぁ。今日は会社から直接来たのでお化粧もあまりしてないんです」
「化粧なんてどうでもいいよ。この間より2、3歳若返ったように見えるよ」
「ほ、本当ですか」
「うん。前回のエッチはアキホちゃんにとって久しぶりのセックスだったんだよね?」
「は、はい」
「だから、眠っていた身体が目覚めたんじゃないかな? 『まだまだ私は女なんだ』って」
「フフフ、そうかもしれないです。あれから毎日が楽しくて充実してるんです」
「それは俺とのエッチを思い出して?」
「はい。それもあります。でもこの3日くらいは今日が楽しみ過ぎてずっとニコニコしてました!」
「とってもいいことだね。だから綺麗になったんだと思うよ」
「う、嬉しい」
「俺ももちろんニコニコしながら今日を待ってたよ。またふたりトロっトロになっちゃおうね」
「はい♪」