いつもなら、ここで「どんなエッチがしたいのかな?」と質問して話をエッチな方向に導いていくところだ。
しかし、まだ緊張している様子の彼女にその話題を振るのは酷だろう。
こうなったら出たとこ勝負で、事に臨むしかない。
その後、下ネタを避けて30分くらい世間話をした。
アニメやゲームの話から、彼女の趣味である演劇鑑賞の話題で場を和ませていく。
どんな女性であっても、ヤることが前提だったら会話を盛り上げられる。これは筆者が自慢できる数少ない特技のひとつだ。
しかし、ヤれない女性との会話は死ぬほど苦手という一面もある。こういうところが、50年間彼女ができない原因なのかもしれない。
そんなわけで、少しずつエリナちゃんの緊張がほぐれてきた。そこですかさず、彼女にシャワーを浴びるようと促す。
その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、いよいよベッドイン。
自ら進んで部屋の照明を暗くする。彼女が緊張する要素は、地道にひとつずつ潰していくしかない。
ベッドで仰向けになっている彼女に覆いかぶさる。そして、キスをする前に聞いてみることにした。
「シてほしいことはあるかな? それともシてほしくないことがあったら教えてくれる?」
すると、エリナちゃんは間髪入れずに即答してきた。
「あ、アナルと中出し以外なら大丈夫です」
な、なぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ?
想定外の返答だった。初対面の男性に対し、こんな事を言うだなんて…。
エリナちゃんはよほど偏った性知識しか持っていないのか? 過去の性体験はどんなものだったのか?
途端に彼女がかわいそうに思えてきた。こうなったらエッチの気持ち良さをたっぷり味わってもらわねば!