ラブホに向かう道中、会話しながら彼女の真意を探ることに。
「シホちゃんは、よく新宿とか来るのかな?」
「いいえ。新宿に来たのは数年ぶりくらいです」
「そうなんだぁ。それじゃあ、知り合いに見られる可能性もなさそうだね」
「そうですね。地元じゃこういう風に遊べないので…」
「新宿から家に帰るのにどれくらいかかるの?」
「1時間半くらいですかね」
「了解。それじゃあ、あまり遅くならないよう気をつけるね」
「フフ、ありがとうございます」
会話のキャッチボールもしっかりできるし、愛嬌もそこそこあるシホちゃん。
この様子なら、案外濃厚なエッチを楽しめそうだ。
「旦那さんとはエッチしてないのかな?」
「え?」
「ほら、ああいうサイトだから、セックスレスなのかなと思って…」
「うーん、だいたい月に2、3回くらいですね」
この答は意外だった。旦那の年齢は聞かなかったが、月に数回エッチしていれば十分頑張っているほうではないだろうか。
「おっ、結構してるんだね。それでも足りないのかな?」
「そ、そうですね。それもありますけど、主人もそれなりに遊んでるみたいなので…」
「なるほどね。だったらシホちゃんも遠慮なく遊べるってことだね」
「はい。まだ子供もいないので、お互い自由に遊んでる感じです」
「そうかぁ。それでサイトで遊んでるんだ」
「実際に待ち合わせして会うのは、今日が初めてなんです」
「え? そうなの?」
「何回かメールのやり取りをしたことがあったんですけど、勇気が出なくて…」
「その気持ち、よく分かるよ。どんな男が来るのか分からないから、怖いよね」
「はい」