こうして挨拶もそこそこに、ラブホテル街に向かうことになった。
あいりチャンを先導しながら横目で品定めする筆者。スレンダー体型なのは間違いなく、オッパイはツルペタといった感じか。体重は、もしかしたら40キロ以下かもしれない。
ってことは、アクロバティックな体位もできそうじゃね?
頭の中で妄想が膨らみ、あっという間に股間が固くなってしまった。筆者はズボンのポケットに手を突っ込み、膨らみを誤魔化しながら会話を続けた。
「それだけ可愛いんだから、学校でモテてるんじゃない?」
「そんなことないですよぉ」
「ホントに?」
「はい。それに、学校はほとんど女子ばっかりなので…」
「あっ、そうなんだ。じゃあ、出会いが少ないのかな?」
「そうですね。学校が終わったらスグに帰宅して、家の手伝いをしなきゃいけないので」
「家は何か商売してるの?」
「はい。飲食系です」
「それは大変だねぇ。あれ? でも今日は大丈夫なの?」
「今日はお店が定休日なので、フリーなんです」
「なるほどね。それじゃあ、お店が休みのたびにこうして遊んでるのかな?」
「毎回ってわけじゃないですけど、今日はなんとなくそんな気分だったので」
ん? そんな気分って、どういうことだ?
突っ込んで聞きたくなったが、ここはグっと我慢。人並み外れたエロ顔の筆者がそんな質問をしたら、引かれてしまうに違いない。
ラブホ街に到着し、いつもよりグレードの高いラブホにチェックイン。個室でふたりっきりになったところで、もう少しエッチな質問をすることにした。
「あいりチャンは、どんなエッチが好きなのかな?」
「ど、どうでしょう? 優しいエッチならだいたい好きですけど…」
「他にはないのかな? あんな愛撫されたいとか、こんな体位でしてみたいとかさ」
「そ、そうですねぇ。具体的なことはお任せします」
「えぇっ、でも何かないのかな?」
「できれば、恋人みたいな感じでしたいです」
「了解!! じゃあ、世界で一番大好きな人とエッチするつもりになるね」
「世界で一番ですか?」
「うん。ダメかな?」
「い、いいえ。それじゃあ、私もそのつもりになりますね」
「うん。ありがとう」