すでにギンギンに固くなり、先っぽからガマン汁を漏らしていた愚息にコンドームを装着。
ベッド横の壁の前に彼女を立たせ、お尻を突き出すように指示を出す。
「それじゃあ、入れるね」
あいりチャンと筆者の身長差は20センチ以上もあったので、ガニ股のスタンスを取って狙いを定める。そして、先端を膣口にあてがってゆっくりと押し込んでいく。
はぁぁぁ、キッツキツで気持ちいいなぁ…。
マンコの締め付け具合にうっとりしながら、スローペースのピストン開始。
この時、筆者はできるだけかかとに力を込めることを意識していた。これは冒頭で紹介したエッチ教本に載っていたテクニックのひとつだ。
しっかりとかかとを床につけることで、“足ピン”ができなくなり、射精を遅らせることができるのである。
ズンズンずずずんずずずんズン。
童歌のずいずいずっころばしのリズムで軽やかに腰を振る。
確かに長持ちしそうだ…と思っていたら、ピストンを始めて数分経ったところで、あいりチャンが突然腰を使い始めた。
筆者のリズムに合わせ腰を左右に振り、膣内の横壁でチンコを締め上げてくるあいりチャン。
あっ、こりゃヤバい!!
予想外の反撃を喰らい、あっという間に追い込まれてしまった。
“最後は正常位でキスしながら果てたい!!”と考えていたが、ここで体位を変更するのはあまりにも危険だ。チンコを引き抜いた際の刺激で、射精してしまう可能性が非常に高い。
だったら、このまま果てるしかない!
そう決めた筆者は、ピストンスピードを速めながら「もうイクよっ!」とあいりチャンに声をかけた。すると、彼女の腰の動きは、さらに早くなった。
ふぅ。
最後はお互いの腰をブツけあうような激しいピストンになったが、チンコが外れることなく無事に発射することができた。
射精後も彼女の腰をがっしりと抱え込み、余韻をたっぷりと味わう。そして、数分ほどしてからチンコを引き抜いた。
「ありがとう、あいりチャン。すっごく気持ち良かったよ」
「わ、私も、気持ち良かったです」
「でも、挿入じゃイケなかったでしょ?」
「いいえ。私もイキましたよ」
「えっ? 気づかなかったよ」
「最後の激しい時だったので、気づかなかったんですよ」
「あっ、そうか。夢中で腰を振ってたからだね」
「そうだと思います」
社交辞令なのかもしれないが、あいりチャンはピストンでもイケたと申告してくれた。
その後、帰り支度の最中に連絡先を交換し、再会を約束。駅の改札口まで彼女を見送っていき、デートは終了した。
そのまま近くの喫煙所で、数時間ぶりに一服。紫煙をくゆらせながら、やはり浴室でシコっておくべきだったと反省。次にあいりチャンとデートする際は、後悔しないよう全力を尽くしたいものだ。
(文=所沢ショーイチ)