2012年10月号』文藝春秋
昨年1月、第一子となる男児を出産したと思いきや、その同年9月に第二子の妊娠5カ月であることを発表、今年1月に長女を出産し、今や二児の母となった小雪だが、この第二子出産時に利用した韓国の「産後調理院」が今、日本からの問い合わせに追われているという。
彼女は2011年に仕事で産後調理院のリポートを行った際に感銘を受けて、自身の出産時に利用したといわれているが、当初入院していたセレブ産後調理院『De RAMA』を、出産が迫った時期に夜逃げするというトラブルを起こしている。夜逃げした後、小雪はまた別のセレブ産後調理院『La madre』に入院した。
少なくとも、夜逃げされた産後調理院『De RAMA』にとってはマイナスイメージを植え付けられかねない報道だったが、「女性自身」(光文社)の記事によればこのどちらの産後調理院も、小雪の出産報道後に日本からの問い合わせが増加したのだという。
小雪は何の連絡もなく、費用も支払わずに突然『De RAMA』を出て『La madre』に転院したため、当初は『De RAMA』側も小雪を告訴するなど事態は大きくなりかけていたが、直後に費用を支払いに来たことを受け、これを取り下げた。この騒動の後、毎日のように「検診を受けたい」「出産したい」と日本からの問い合わせに追われているそうだ。一方、転院先の『La madre』のほうも、小雪が出産して以降、日本から来院する妊婦が後を絶たず、これを受けてか、日本での来夏の開院も視野にいれているのだという。個室入院費用は2週間で約90万円で、ホテルのシェフが考案した有機野菜のレシピのほか、ダイエットプログラム、マッサージなども受けられる。
しかし小雪はこの第二子出産にまつわる夜逃げの際、その理由が、『De RAMA』から「ウチには芸能人割引はない」と言われたことでプライドが傷ついたため、と報じられ、「世間知らず」など批判を浴びた。また第一子出産後には、「子どもは普通に育てたい」と認可保育園の入園申し込みをしたことを明かし、同様に待機児童を持つ母親たちから「セレブは幼稚園に入れろ」などの大バッシングを受けた。さらに、昨年5月の金環日食の前日に開催されたイベントで「きのう、少しだけ(日食を)見ました」などのコメントをしたことも報じられ、世間の失笑を買っている。これらを受けてか、4月発売の「週刊文春」(文藝春秋)では『女が嫌いな女ランキング』の4位にランクインした。
そんな彼女がおすすめする産後調理院は、果たして日本に根付くのだろうか。
「小雪はもともとクールな印象で売っていて、同性からの支持もあったはずなのに、イベントでの珍回答や産後調理院脱走などの珍行動から、すっかりバッシングの対象となってしまった感がありますね。ただ産後調理院が日本上陸すれば“あの小雪が利用した…”ということで話題になるのは確実。費用的には2週間90万円とお高い印象ですが、日本の病院でもこれより高い入院費のところはありますし、選択肢のひとつとして受け入れられるのではないでしょうか。小雪と同じように高齢出産の女性は、産前産後に凄まじく体力消耗することもあり、年齢的にひとりしか産まないと決めていればなおさら、思い出作りといった体で前向きに検討するのでは」(女性ライター)
産後調理院が日本に上陸し、良いイメージが定着したとすれば、すっかりバッシング対象に化してしまった小雪のイメージも少しは回復するかもしれない?
(文=近藤チカゲ)