グラドル谷桃子、偽スカウトによる窃盗被害を語るも「天然すぎる」

tanimomo0513main.jpg※イメージ画像:『谷桃子
ももコレ~Super Extra』

ラインコミュニケーションズ

 今年3月に窃盗事件にあっていたとして注目を集めるグラビアアイドルの谷桃子(28)が、12日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、被害状況について語った。

 谷は、銀座で買い物中、お笑いコンビ・バナナマンのマネジャーを名乗る男に声をかけられ、同じ業界の関係者なら…と男を信用してしまい、洋服の試着中に預けたバッグをそのまま持ち去られてしまったという。同番組に出演していたテリー伊藤(63)も、「やり方うまいよね~」などと感心するほど、男の手口は業界通もうなる巧妙なものだった。

 しかし腑に落ちないのは、道端でいきなり声をかけられ、そのまま買い物に同行するものかという点。当初、男はスカウトを装い谷に声をかけ、相手が谷だと気づくと態度を一変させバナナマンのマネジャーを名乗ったという。それだけ聞くと、いかにも怪しいが、その後の業界トークに谷はコロッとだまされてしまったらしい。

 また、谷は男に名刺の提示を求めたが、「うちの事務所はセキュリティが厳しくて持ち出せない」という男の言葉を信じきってしまったというのだ。芸能事務所のマネジャーが名刺を持ち歩かないなんてことはまず考えられない。ましてバナナマンのマネジャーだというならば、所属は大手芸能事務所のホリプロコム(ホリプロ関連の会社)のはずで、谷も何度も同社の人間と仕事で接点を持ってきたはず。男の手口があまりに卓越していたというよりも、谷の「天然ぶり」が炸裂してしまった…ということなのかもしれない。

「スカウトを名乗った詐欺犯罪というのは後を絶ちません。高額なレッスン料やプロモーション費用を搾取する似非芸能事務所も多い。また、今年1月にはブライダルモデルの勧誘を装って女性たちを掴まえ、次々に強姦していたという男が大阪で逮捕されています。谷さんのケースも、考えようによってはバッグを取られた程度で済んでよかったのかもしれないですね。業界でも強烈な天然キャラとして知られている彼女ですから、ことと次第によっては、もっと大きな事件に巻き込まれていた可能性もありますよ。気を付けてほしいものです」(業界関係者)

 谷といえば、『ゴッドタン』(テレビ東京系)で有吉弘行(38)にオッパイをわしづかみにされながら、驚きも嫌がりもせずノリツッコミで切り返すなど、グラドルというジャンルからは逸脱した存在としても有名だ。同番組での破天荒な言動や態度は、共演経験のある矢作兼(41)が「ちょっと空気が読めないくらいが1番やばいけど、あそこまでいけばスペシャリスト」「ハートがハンパない。芸人でも心が折れちゃう」と言うほど飛びぬけている。

 いわゆる「場の空気が読めないKYタレント」なのだが、そのすべてが「笑いをとるための芸人根性」で繰り出しているアクションかと言えばそうではなく、「普通にしゃべってもダダスベリする天然」だというから驚く。結果的に、有吉からは“ほ乳類最強”と命名され、東スポでも「芸人から恐れられるグラドル」と紹介され、バラエティ界の逸材とも言われるようになった。

 ただ、天然破天荒な彼女を起用してうまく立ち回らせるのは難しかったのか、ブレイクには至らなかった。最近ではバラエティなどの出演はすっかり影を潜めてしまった印象がある。あまりにもKY過ぎる特殊なキャラクターが、一般的なバラエティ番組には向かなかったのだろう。だが、ここ最近のバラエティには鈴木奈々(24)や手島優(30)のようなKYを代表するようなタレントも多い。そんなタレントに目が慣れた今の視聴者にとっては、かつて“ほ乳類最強”と呼ばれた谷の破天荒ぶりも、驚くほどのものじゃなくなっているかもしれない。

 今回の事件で注目を集める谷には、今まで以上に“天然かつ破天荒”なキャラを発揮し、再びバラエティの第一線に返り咲いてもらいたい。バラエティタレントとしては、一皮も二皮もむける可能性が彼女にはあると思うのだが…。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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