「煮え切らない」と批判され続けたナイナイ矢部、実は昨年夏にプロポーズしていた!

 ナインティナインの矢部浩之(41)が27日、かねてから交際中だったフリーアナウンサーの青木裕子(30)と結婚したことを発表した。同日夜に都内の区役所に2人そろって婚姻届を提出した後、相方の岡村隆史(42)がホスト役を務めるネット配信限定トーク番組で矢部が結婚を報告。放送終了後、矢部は所属事務所を通して「恥ずかしながらこの歳まで独身でフラフラしていましたが、真っ直ぐで嘘をつけない彼女にすごく惹かれました」とコメントを発表した。挙式・披露宴は未定で、青木は妊娠しておらず今後も仕事を続けるという。

 二人の熱愛が発覚したのは2010年の8月。ニッポン放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』で矢部が交際を暗に認める発言をし、その後も温泉やハワイ旅行に出かける姿がキャッチされてきた。しかし、一部では独身貴族の生活に慣れた矢部が結婚を渋っていると噂され、煮え切らない態度が心配されていたこともある。

 一部の芸能リポーターの談によれば、青木がTBSを退社したことが結婚の決定打になったといわれている。外堀を埋められて、矢部が逃げ場を失ったというわけだ。しかし、矢部と親しい極楽とんぼの加藤浩次が番組で語ったところによると、約1年ほど前から二人は同棲しており、昨年夏のロンドン五輪の最終日くらいに矢部が自宅でプロポーズしたという。つまり、結婚は青木の退社の前から決まっていたことになる。

 実は結婚が決まっていたにもかかわらず、煮え切らないと批判され続けてきた矢部。そのウラには、番組との兼ね合いという事情があったようだ。

「4月6日に放送される『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の2時間半スペシャルで二人の披露宴が中継されることが発表されましたが、これは結婚発表の前から企画されていたもの。当然、当日の放送には青木アナも出演するわけですから、他局であるTBSに所属していた当時は婚約を公にするわけにはいかなかった。あくまで番組の事情であり、もったいぶっていたわけではないため、意外にも結婚報告はアッサリしたものになったようです。すでに結婚は決定事項だったため、入籍のタイミングは改変期のスペシャル番組の放送に合わせたのでしょう。表向きは放送予定だったAKB48メンバーによる期末テスト企画を延期しての緊急放送という形ですが、実際は前々から一部スタッフに通達されていた」(テレビ局関係者)

 にぎやかな「めちゃイケ」流の披露宴になりそうであるが、あまり気楽にはお祝いできない裏事情もあるようである。

「この披露宴中継は、近年不振の『めちゃイケ』にとって大きな切り札。本来ならば視聴率のことは抜きにして矢部を祝いたいところでしょうが、スタッフはもちろん結婚した二人にも他の出演者にも『数字を取る』という命題が突き付けられている。矢部の結婚をネタに数字を取りにいかなければならないほど、苦しい状態のようです」(芸能関係者)

 かつては高視聴率を連発していた『めちゃイケ』だが、今月9日に放送されたスペシャル『めちゃ×2イケてるッ!ヨモギダ少年愚連隊FINAL’13』は平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低調。レギュラー放送も以前に比べると今一つ数字が取れていない。『めちゃイケ』だけでなく、ナイナイ自体も最近はヒット番組が生み出せず、伸び悩んでいるといわれている。それだけに、矢部の結婚と披露宴中継という話題性で巻き返しを狙いたいところなのだろう。

 披露宴中継もナイナイの今後も、矢部の相方である岡村のハジケっぷりに成否が掛かっていそうだ。だが、岡村は「鬱病」という爆弾を抱える身と言われている。矢部の結婚はおめでたいことに違いなく、披露宴中継も楽しみであるが、新婚の二人に幸せぶりを見せつけられた独身の岡村が病気を再発させるようなことがないか、ちと心配である。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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