芹那に「枕営業」疑惑をぶつけた狂犬・加藤浩次の剛腕

※イメージ画像:『芹那 Eden』ラインコミュニケーションズ

 かつては芸能界随一の“狂犬”として鳴らした極楽とんぼ・加藤浩次(43)だが、相方の山本圭一が未成年淫行事件で芸能界を去り、自身も三人の子を持つ親となったこともあって、この頃はすっかり牙が抜けてしまったと言われている。しかしメインMCを務めて8年になる情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)で、久々に狂犬ぶりが垣間見えた。

 22日の放送中、「エンタメまるごとクイズッス」のコーナーに芹那(27)がVTR出演したのだが、彼女の出した「私、芹那は、芸能人がよくやる“あること”をやらないんです。その、“あること”とは、何でしょう?」というクイズに対して、加藤はすかさず「枕営業」と回答。「天の声」としてコーナーのナレーションを務める南海キャンディーズ・山里亮太は、当然「違いますっ、よくやりません!」と大慌てで否定したが、スタジオの女性陣からは「ええーっ」「よくやるぅ?」と嬌声が飛び交い、騒然としてしまった。加藤は満足気な顔で「誰もやってませんよそんな、冗談です冗談」と訂正し、天の声も「まったくもう、彼ったらユニークなんだからっ」と茶化してシメた。ちなみにクイズの正解は「変装」。特徴的な声と喋り方で、すぐに芹那だとバレてしまうので、メガネやマスクをしても意味がないのだそう。

 冗談や皮肉にしても、SDN48解散後、ただ一人だけブレイクしている芹那には“枕営業疑惑”がつきまとっていることもあり、ややシャレにならない一言ではあった。相手がVTR出演のため、「違いますよぉ~」と否定するやり取りができなかった点も、スタジオスタッフをヒヤリとさせただろう。「枕営業」という単語を聞いた後のスタジオの「そんなのあるぅ~?」という声は逆にしらじらしかった。しれっとした顔で問題発言をぶつける加藤には、どんなに可愛く人気の若手アイドルも容赦なく罵倒して泣かせる狂犬時代の片鱗がうっすら見えた。

 それにしても、芸能界では当たり前のように「枕営業」、つまりタレントが権力を持つ人間とベッドを共にする代わりに仕事をもらったり業界で優遇してもらうという手法は、実存するのだろうか。現役タレントで「やってます」とカミングアウトする者はもちろんいないが、「私はやっていた」と告白している元アイドルなら少なくない。たとえばAKB48を卒業して売れっ子AVアイドルになった中西里菜(やまぐちりこ)は、「AKB時代に経験した初エッチの相手は彼氏じゃない。一回り以上年上のオジさんとシティホテルでした」と明かしており、明言こそしていないものの枕営業あるいは愛人関係を連想させる。

 また、東京パフォーマンスドールのメンバーだった瑞紀志穂(島津志穂)は07年にAVデビューしたが、週刊誌で「アイドル時代、偉い人の愛人してた」などと暴露。彼女は14歳の時に養成所の上層部に君臨する還暦男性と初体験し、その後も仕事をもらうためにプロデューサーと寝たりしていたこと、養成所時代にほとんどのアイドルは「食われている」ことなどを激白して話題になった。有吉弘行がバラエティ番組で「のし上がって来てる女性タレントは、必ず枕営業のウワサがある」と話したこともある。さらに深夜番組で川村ゆきえが手島優らグラビアアイドルに対して「枕営業をやったことがある?」と質問し、結局回答には至らなかったものの波紋を呼んだことも。また実際に、引越し業界大手のアートコーポレーション会長が、芸能プロダクションの社長から紹介されたという16歳の少女タレントに猥褻行為をはたらいて逮捕されるという事件も起こった。こうした一連の暴露や事件を見るに、どうやら業界内には悪しき慣習がはびこっているようである。

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