【ネットナンパ】先走り液を拭かずにペロペロ

netnanpa0117.jpgIllustrate by ながおか

 つい先日、AV女優のインタビューで「プライベートでは恥ずかしくてシックスナインできない」という記事を見かけた。これには本当に驚いてしまった。筆者トコショーの経験では、シックスナインをを提案して断られたことがないからである。お互いの性器をクチで愛撫しあう行為は変態チックなものではなく、誰でもが当たり前のように受け入れていると勘違いしていたわけだ。

 筆者のように出会い系でプライベートのSEX相手を探している場合、「シックスナインが恥ずかしい」と頬を染める女性と出会うことは無理だろう。いや、そもそもそんな相手とSEXしても面白味がなさそうだ。年に1度くらいなら話のタネになるかもしれないが、しょっちゅうそんな女を相手にするのはご免こうむりたい。まあ、ウブで清楚な女性と出会う機会がない非モテ男子の僻みかもしれないが……。

 
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[タイトル]
たくさん舐めてくれたらお返しするよ! 
 
[内容]
すぐに入れて出してじゃ寂しすぎますよね。
会ってる時は恋人気分でたくさん気持ちいいことしたいです。 
 
私のアソコ、たくさん舐めてくれたら、私もお返し頑張っちゃいます。 
 
顔は華原朋美に似てるってたまにいわれるので悪くないと思います。
いま池袋なんですが、終電までゆっくりしたいな。 
 

[書込み日時]01/0* 21:50
[受付メール数] 0/10 
 
愛果 さん
♀20代前半
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 私用と仕事で立て込んでしまい、3日もオナニーしていなかった筆者。自宅でオナろうと思いたったのだが、日課である出会える系サイト巡りをしているとこんな書き込みを愛用サイトの【ハッピーメール】で発見した。

 筆者は【ワクワクメール】や【PC☆MAX】、【イククル】など複数の出会える系サイトを活用しているが、この【ハッピーメール】も定期的に利用している。他のサイトでは数カ月置きに数千円ほど課金して利用しているのだが、ここ【ハッピーメール】は年に一度くらいの課金で済んでしまっている。なぜなら、【ハッピーメール】では定期的にメールマガジンを受信するだけでポイントが復活してくれるからだ。1回のメール受信で20ポイントほど復活してくれるので、この20ポイントだけで女性と約束を交わすなんてことも可能なのである。

 というわけでつい先日に20ポイントほど復活したばかりだった。この【ハッピーメール】では1度のメール送信で5ポイントほど消費するので、メール4通以内に交渉を成功させればタダで会ったも同然なのである。

 “私のアソコ、たくさん舐めてくれたら、私もお返し頑張っちゃいます。”という自称「華原朋美」似の愛果ちゃんにピンときてしまった筆者は早速メールを送信。

 
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こんばんは愛果さん。都内の会社員ショーイチ34歳です。 
 
いま新宿の自宅でヒマしてたんですよ。
これからスグに池袋へ向かうので、よかったらお会いしませんか? 
 
こちらノーマルですし、きちんと避妊もするので安心してくださいね。
よかったら詳しい希望とか教えてもらえますか?
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 彼女へのアプローチの一番乗りに成功したおかげもあるだろうが、すんなりと返信が届き2通目のメール交換でお互いのアドレスを教え合うことができた。もうここから先にサイトの出番はない。直接メールしあいながらデートの約束が成立したのであった。

 待ち合わせ場所である池袋東口ビックカメラ隣の銀行の前で待つこと数分。人ごみに逆らいながら一人の女性が筆者に近づいてきた。
 
 
 「こんばんはぁ、ショーイチさんですよね?」 
 
 
 うぅぅぅぅぅっっっっっっ、ビンゴぉぉぉぉぉぉっっ!! 
 
 
 
 愛果ちゃんは若いころの華原朋美を一回り細くしたような美形ギャルだった。ヒューヒュー!

 
「あ、もしかして愛果ちゃん?」 
 
「はい、愛果です。よろしくお願いしますね」 
 
「こ、こちらこそ! いやぁ、ほんとに華原朋美に似てるね」 
 
「フフ、よく言われます」 
 
「というか、華原朋美よりも愛果ちゃんのほうがずっと可愛いよ」 
 
「そんなことないですよぉ」 
 
「いや、マジでマジで。いまここに華原朋美が居ても、迷うことなく俺は愛果ちゃんを取るよ!」 
 
「もう、そんなに言われたら照れちゃうぅ」 
 
「じゃあ、ここだと人目もあるから行こうか」 
 
「はぁい!」

 
 我ながらツカミはバッチリである。こうして世間話をしながらホテル街へと向かうことに。道すがらの会話でも愛果ちゃんは必要以上にハイテンションだった。そのアゲアゲぶりに一抹の不安を覚える筆者。こうした娘はフとしたキッカケで途端に機嫌が悪くなりがちなのだ。上手く最後までこのテンションを維持してもらわなければ、と歩きながら覚悟を決めた次第である。

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