ピノイタロウの快感体験観察日記

【フィリピーナの魅力】快感は歴史とともに

sunset0125.jpg※イメージ画像 photo by Blackstallionhills.com from flickr

フィリピン在住・ことぶき太郎が綴る、フィリピーナの魅力発見
「快感体験観察日記 最終回」

 歴史は、繰り返す。

 誰の言った言葉か忘れたが、歴史とは年表だけではなく、個人にだってあるものだ。生まれてから現在まで、そして未来へと繋がっていく。

 2009年の4月、オレの歴史に刻まれた想い出がある。

 1996年から半年間、日本で付き合っていたお姉ちゃんBと、フィリピンのクバオという所でバッタリと再会してしまったのだ。

「タロウサン…」

 という声に振り向いたオレは、恋愛ドラマの主人公みたいであったろう。

 Bは、オレがフィリピンに来た頃再び日本へ行き、オレを探したらしいが、お互いの歴史的時間がずれていた、というわけだ。

 再度、快感体験を味わうのに時間は必要なかった。

 即、ホテル。歴史ならず、セックスは繰り返す。

 日本のスナックで出会ったときBは22歳だったから、33か34歳になっていたわけだが、若いときのまんまだった。おっぱいも下腹部も、おまんこの色も、ビラビラもクリも。

 違っていたのは、少し激しくなったことだ。

 オレと同様に、BにはBの、セックス歴史があったに違いない。

 おねだりするように迫ってきたキスが、歯を当てるように押し付けるようになっていた。以前は、恐れるように、オレの黒なまこを握っていたその手が、今は強弱を使って扱うことを知っていた。

 小さくて上向きのおっぱいも、そのまんま。少し柔らかくなったかなと、感じる程度だ。ほのかに、鼻腔をくすぐるオンナの動物的体臭も、間違いなくBのものだった。

(はぁ~っ…)

 という、溜息のようなあえぎ声も変わっていない。

(よし、よし。昔と同じようにやってやろう)

 と思ったオレは、手を腰からお尻、太腿へと這わせた。

 膝頭から太腿の内側へ手を移動させ、閉じた脚を開いた。
 
 5センチ程の生い茂った陰毛の林も、昔のままに指に絡みつく。

 狭い幅で長めのビラビラが、オレの右手の中指を包み、ぬめった洞窟へといざなう。指を出し入れすると、ぐちょぐちょっと音を立てて、Bのあえぎ声を誘う。

 12年の歴史をまったく感じさせない。

 オレもそれだけの年月、齢を重ねてきているわけだが、不思議な時空を越えての、快感体験のような気がしてきた。

 オレの指は、濡れたおまんこをなぞり、クリトリスへと這い上がった。

 包皮に包まれて顔を覗かせるそれは、子猫の足の肉球を転がしているみたいだ。指に気持ちがいい。

 Bの手指に力が加わり、

(ふむっ!…)

 と、一瞬呼吸を止めながら、黒なまこに圧力を加えた。

 黒なまこは、亀頭を振って応える。

 オレは、Bの脚を広げ上に重なった。

 黒なまこを、おまんこにあてがい、むにゅぎゅっっと亀頭をのめりこませた。

 Bは大きく口を開け、目を見開いて、弓なりに身体をのけぞらせた。

 声は出さない。

 同じだ。歴史快感体験は、繰り返す。

 美味しい、美味しい!

 弓なりに反らせた身体で下から腰を振り、亀頭に子宮口をぶつけ、入り口を締め付ける。

 オレは、彼女の脚を肩に乗せ、太腿を両腕で抱え、狭くなった濡れまんこに、黒なまこを出し入れさせる。

 Bは、さらに腰を持ち上げた。

(えっ?…これは…こんなのは、歴史の教科書にはなかったぞ)

 黒なまこが、半ば仰向けになったおまんこに突き刺さっている。

 Bは声をあげずに歯を食いしばって、黒なまこを締め付け、亀頭を膀胱からGスポットあたりに擦りつける。

(うっ、昔は、こ、こんなのは…なかったぞ!)

 と思いながらも、あまりの気持ちよさに、黒なまこは動きを止めることを忘れて抜き差しを繰り返す。

「うむっ!…うっ…うっ」

 黒なまこの咆哮と同時に、不覚にもオレは声を出してしまった。

 そしてオレの腰は、意志とは離れて、何度も何度もおまんこに向かって突き出していた。

 実に、美味しい!

 黒なまこは、その温かいぬめりと締まり、蠢く肉襞を味わい、途絶えた歴史の間に、美味しく育ったおまんこを堪能していた。

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