千秋がパワーストーンの会社でボロ儲け! 実業家としてのスゴイ嗅覚

tiaki1126.jpg※イメージ画像:『苺同盟』著:千秋/アスコム

 2004年に子供服ブランド「リボンキャスケット」を立ち上げ、今では年間50億円以上の売り上げを誇るという千秋。そんな彼女が今年に入ってパワーストーンの会社をアメリカで始め、かなり儲かっているという。11月12日に放送された『私の何がイケないの?』(TBS系)では、一日に200万円以上の儲けがあると語った千秋。共演した西川史子は、「そんなのが? いらないいらない」と、千秋が身に着けていたパワーストーンのブレスレットを鼻で笑ったが、千秋の公式ブログによると、「オープン初日から注文が殺到」し、「ラスベガスはてんやわんや」だというから、売れ行きが好調なのは事実のようだ。

 そもそもパワーストーンやパワースポットなどというものの力を信じていなかったという千秋。しかし、旅行でアメリカのセドナ(世界有数のパワースポットとして有名)やグランドキャニオンを訪れたことをきっかけに、ネイティブアメリカンの文化に触れ、パワーストーンに興味を持ったという。だが、そうして手に入れたパワーストーンは、どれもただの石で、オシャレな彼女が身に着けたいと思うような可愛いものがなかった。そこで始めたのが、デザイン性を兼ねたパワーストーンのアクセサリーだったというわけだ。

 ブランド名は「Love Stone」。ターコイズ、オニキス、アメジストなど20種類以上のパワーストーンを用いたアクセサリーを揃えている。その石の効力は、「Love」「Beauty」「Luck」などに分けられ、さまざまな組み合わせでデザインされている。値段は安くても100ドル程度と少し高めだが、それにしても日に200万円以上の利益を出すとは大したものだ。

 知名度やタレントの個性を活かして商売を始める芸能人は多い。一寸先は闇と言われるほど浮き沈みの激しい芸能界では、副業を持つことが将来の不安を軽減させるのだろう。つい先日、別の番組で「何度も引退を考えた」という発言をして話題を集めた神田うのも、1990年代からさまざまなメーカーと提携し、ストッキングや下着などを手がけた自身のブランド作品を発表、2005年には南青山に推定5億円という通称パンスト豪邸を建てるほどの成功を収めている。出産を経た現在は、子供服やマタニティを取り扱うブランドも展開しており、ママ友のブログを通じて宣伝に余念がない。

 千秋の場合は実父が日本板硝子の取締役会長を務め、叔父も三菱電機の元社長という家柄で、資金力の豊富さも推測される。もちろん、日本国内でのアパレルブランドの成功は、バラエティタレントとして有名になる以前から原宿系ファッションで若い女性の支持を得ていた彼女だからこそと言えるだろう。「リボンキャスケット」以前には「チロル社」というブランドも設立し、原宿一等地のみならずニューヨークにも路面店を構えていた。千秋のビジネス嗅覚は、ともすれば神田うのをも凌ぐのかもしれない。
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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