【円山町テレビ放談】

ゲスすぎる!! グラドルたちが尻芸・ハミマンで生き残り戦争

idolleague.jpg※イメージ画像:『アイドル☆リーグ!』公式HPより

 ライブや握手会でファンを掴み、雑誌グラビアにも進出する若手グループアイドルたちに活躍の場を奪われ、グラビアを本職とする女性タレントたちの生き残り戦争が勃発して久しい。中でも過激さが話題なのは、日テレジェニックの候補者らが出演している日本テレビの『アイドル☆リーグ!』だ。2009年から放送中の同番組は、今年3月まではCS放送日テレプラスでも隔週放送され、4月からはNOTTVに異動しているが、地上波では月1の水曜放送。8月22日に地上波でオンエアされた最新回では、「ヤングマガジン」(講談社)のソログラビアをかけて、アイドルらしからぬ下世話なパフォーマンスを見せた。

 9月3日発売の同誌ではカラーで4ページのグラビアを組み、1ページ目はグループショット。残りの3ページはメンバーの中から3名がそれぞれソログラビアに登場するという。審査員として「ヤングマガジン」副編集長の伊東竜介氏が登場し、番組レギュラーのアイドルたちが個性的なプレゼンを繰り広げた。まずは写真審査だが、「ヤンマガ」表紙に自らの写真素材を切り貼りしただけの作品を提出したメンバーは酷評を受けた一方で、伊藤れいこ(24)や渋沢一葉(23)は裸になり大事な部分を「ヤンマガ」で隠した写真で好評価。安藤遥(21)は地元で買い集めたヤンマガに囲まれた写真で12ポイント、中村知世(25)はコンビニに自分が表紙のヤンマガを並べて15ポイントを獲得した。

 続いてはその場で水着姿になり様々なポージングをして審査。安藤がテーブルに「EからFにサイズUPした」という自慢の豊乳をのせて「置き乳☆」とアピールすると、副編集長は「これだ!!」と膝を叩いて大喜び。しかし渋沢が「ケツだけ見ればイ~ヨ☆」とドデカイお尻を強調するためカメラに向かってケツを突き出すと、具がハミ出てしまったのか、モザイク処理が……。さらに渋沢はケツを前後左右にグラインドさせる尻芸を披露。その様子に視聴者はネット上で「下品すぎるw」「タモリ倶楽部かよwwケツ芸面白い」と喝采したものの、副編集長は「尻芸は下品すぎて女の子のキャラを殺してる」と厳しい評価を下し、最終的には写真審査で高得点の中村、「置き乳」の安藤、そして「ヤンマガ読者はアラサーの腐りかけたアイドルを好む傾向にある」として尾崎ナナ(29)がソログラビアに抜擢された。

「いやいや、でもこの放送回が特別ゲスいわけではないですよ(笑)。脱衣ボウリングとか、水着姿でバレーボールしてあわやポロリとか、そういうシーンも元々いっぱいありますし、アイドルをアイドルらしく扱ったりしない番組ですから。視聴者としてはそこが面白いんですけど、このコたちはそれでいいのかな~って思いますね(苦笑)。グラビアの撮影現場ではもっとアイドル的というかお姫様扱いまではいきませんけど、大事にしてますし……本人が楽しくやってるんならいいんですけど」(週刊誌グラビア担当編集者)

 『アイドル☆リーグ!』のみならず、グラドルが赤裸々トークをしたり下品な姿をさらす番組は最近増えている。『くだまき八兵衛X』(テレビ東京系)や『ざっくりハイボール』(同)などでも、グラドルたちが恋愛遍歴やヤリマンぶり、果てはオナニーの頻度や大人のオモチャについてまでぶっちゃけたことがある。番組制作側としてはオイシイが、「汚れキャラ」が定着してしまうとその後の活動に制限が出ることが危惧されるが……。

「確かにそうなんですよね。いま実際に人気の高いグラドルって、DVDやグラビアでは限界露出でドスケベっぷりを発揮しているんですが、テレビ番組ではちゃんと洋服を着て『アイドルです』っていう面でいるんですよ。その逆で、DVDではそこまで下品ではないのにバラエティーだと途端に下世話路線になってしまうのは、残念ながらB級グラドルだと思います。ぶっちゃけキャラで売れてバラエティーに出まくる、というのも手ですけど、そもそものグラビア人気が低い段階でそれをやってしまうと、先が見えないのでは」(前同)

 着エロギリギリの作品を撮影するにしても、下世話な発言やパフォーマンスでバラエティーを賑わせるにしても、若い女性にとっては精神的にかなりキツそうな仕事だ。グラビア全盛期の華やかなりしイメージは疾うに消え去ってしまったようである。

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