言うまでもないが、日本では性器の無修正写真をネット上で公開するのは違法(わいせつ図画公然陳列罪)だ。ところがこの春、湘南美容外科クリニックが541人のオマ●コ写真を堂々とサイトにアップし、大騒動となった。現在は「一部画像の公開停止に関するお知らせ」という案内があるだけで、すべて削除されている。
同クリニックがアップしたのは、女性器の美容形成手術の「術前&術後」写真で、あくまで“医学的症例”を紹介するのが目的だった(サイトには豊胸手術やその他美容整形の症例写真は今もたくさん掲載されている)。しかし目的はともかく、それらはみな小陰唇や大陰唇、クリトリス周辺、ヘア、膣口などが生々しく写っている過激写真ばかりだったのだ。あるブロガーはこう話す。
「ある政治団体がサイトに、同クリニックを問題視する記事を掲載したのが騒動の発端だったようです。ただ、541組の術前術後計1,000枚以上ものオマ●コ写真がズラリと並んでいるのは圧巻で、ウラ本並みの迫力でした。女性の顔は載っていないとはいえ、ダウンロードしてオカズにしていた人もいるのではないでしょうか」
湘南美容外科といえば、全国に20以上の関連施設を抱える業界大手だが、芸能人が多数利用していることでも有名だ。サイトには三原じゅん子やジャガー横田らの施術体験レポートが掲載されており、現在のテレビCMではリア・ディゾンが広告キャラを務めている。
あるAV関係者は「AV女優の中にはアソコの整形をする女の子もいて、湘南美容外科を利用している子もいるでしょう」と話す。ひょっとしたら、541組の写真の中に有名人やAV女優のものが紛れ込んでいた可能性も否定できない。
今回の騒動で明らかになったことの1つに、意外に多くの女性が小陰唇すなわち“ビラビラ”の大きさで悩んでいるということがある。
「掲載された写真のほとんどが『小陰唇縮小手術』か『陰核包皮縮小手術』のもので、ビラビラが術後に小さくなったパターンが多かったです」(前出のブロガー)
ビラビラが大きいと遊んでいる(=ヤリマン)と思われてしまう風潮もあるので、女性にとっては深刻な悩みに違いない。いつからそんな俗説が出てきたのかは不明だが、医学的にはビラビラの大きさとセックスの経験人数は無関係だ。それに、案外ビラビラ好きの男も多く、「チンポがビラビラでやさしく包まれている感じが好き」なんて意見もある。ビラビラは大きくても好感度につながることもあるわけだが、こればかりはパートナーや彼氏の好みの問題だ。
(文=上条泡介)