熟女ブームはでっち上げ? やっぱり男は若い女が好きなのか

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*イメージ画像:『美STORY 2011年 03月号』光文社より

 熟女ブームが到来したといわれて久しい昨今。数年前にピース・綾部祐二やキャイ~ン・ウド鈴木、ロバート・秋山竜次らが熟女好きを公言したのを皮切りに、熟女モノの写真集やDVD、AVが人気となり、熟女好きをアピールする一般人男性も一気に増えた。歓楽街でも熟女パブや熟女キャバクラが目立つようになり、「若いキャバ嬢よりも礼儀正しくて癒やされる雰囲気」と好評だ。

 著名人の結婚を見ても、DREAMS COME TRUEの吉田美和(46)とファジーコントロールの鎌田樹音(27)、小説家・角田光代(45)とゴーイングアンダーグラウンドの河野丈洋(33)、元バレーボール日本代表・益子直美(45)と元自転車ロードレーサー・山本雅道(33)、歌手のカヒミ・カリィ(44)とタップダンサーの熊谷和徳(35)、女優・大地真央(56)とインテリアデザイナー・森田恭通(44)など、最近は男性が年上の熟女を伴侶に選ぶケースが増えている。

 女性誌が中心となって仕掛けた美魔女ブームにより、年齢を重ねても美しい女性が増えたことも、男性の目を年上に向けさせた要因といえそうだ。

 林芙美子の「花の命は短くて」という言葉も過去のものになったのだろうか。しかし、雑誌『SPA!』(扶桑社)が実施したアンケートによると、40代独身男性100人のうち、約4割が20代女性との結婚を希望したという。同い年もしくは自分より年上を希望したのは、全体の1割程度しかいなかった。

 やはり、「畳と女房は新しい方がいい」という価値観は今も生きているのだろうか。

「熟女ブームといっても、グラビアやAVで人気の熟女は30代がほとんど。熟女AVの場合は、実年齢20代後半の女優が30代の設定で出演することもある。熟女キャバも在籍者は30代が中心です。若ければいいという風潮ではなくなったのかもしれないが、40歳、50歳になっても女性がモテるかのようなメディアの煽り方はまやかしですね」(風俗誌ライター)

 女性の見た目の変化だけでなく、NHKでも特集されたように「卵子の老化」というシリアスな問題もある。高齢化社会や女性の社会進出によって、30代、40代の出産は珍しくなくなったが、高齢出産は様々なリスクと背中合わせである。将来を見据えた結婚となると「やはり若い女性の方が…」というのが、偽らざる男のホンネなのかもしれない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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