AV界屈指の奇才・TOHJIROの情熱が遂に爆裂! AV界に一石を投じる衝撃の新レーベル!!

GTJ001.jpg『縄・インモラル 微乳M女優 野中あんり』ゴールドTOHJIRO より

 人気AV女優から”女優”という仮面をはぎ取り、”ひとりの女”へと戻してしまう。ここまでなら、ベテランと呼ばれるAV監督ならわりと容易に叶えてしまうもの。しかし、そのひとりの女へと戻された女優から”大人”という仮面までも削ぎ落とし、感情を剥き出しにしてしまう恐るべき監督がいる。それがAV界の奇才と称されているTOHJORO監督である。監督歴20年以上、TJの愛称で多くのファンから愛されており、先日引退宣言をしたカリスマ女優・森下くるみの師匠としても知られる重鎮である。

「お前はこれまで”ショー”でセックスをしてきた。そんなものには興味がない。本気でヤレよ!!」

 これはTJ監督が、作品の冒頭で人気女優達にぶつける常套句である。はっきり言って、人気女優にとってこれほどの酷い言いがかりはない。理想のセックスを演じることがAV女優の仕事だ。男達の望むことをして何が悪い!? 多くの女優たちは、あまりの悔しさに大粒の涙を流し、言葉を失っていく。画面いっぱいに立ち込める険悪なムード。もしかしたら、彼女はセックスをしてくれないかもしれない。もしや、恐ろしいレイプでも始まるのでは!? そんな不安さえこみあげてくる。

 しかし、TJ監督の手腕が発揮されるのはここからだ。監督は、なぜ彼女がそんなふうに男に媚び、本当は気持ちよくもなんともない行為をすることになったのかを、丁寧な言葉で聞き出し始める。すると独特のビターボイスが、まるで子守唄のような優しい旋律に聞こえてくる。

 やがて、女優達は少しずつ警戒心を解き、言葉を吐き出し始める。ある者は、壮絶な性体験を、ある者は隠していた性癖を、彼女自身の言葉で告白していく。その時の彼女たちの顔ときたら、女優ではなくひとりの女そのもの。その上、感情を剥き出しにしてしまったことで、極限まで無防備な状態となり、目の前でどっしりと構えている彼を畏敬の眼差しで見つめ始める。その姿は、親に叱られ泣きじゃくる子供が、叱っている親に抱きつき、庇護を求めすがりつく姿にとても似ている。

 それを、TJ監督は「子供還り」と呼んでいる。

 こうして心の子供還りを果たした女優達は、肉体においても開放感を求め、セックス中に容易に感情を剥き出しにすることができるようになる。男に全身全霊を預けたいと願い、緊縛や恥辱プレイを進んで志願するまでになっていく。美女がゲロまみれになりながら狂ったようにイラマチオし続け、美少女が涙を流しながらセックスでトランスしていく。なかには、麻縄が肌に食い込み鬱血するほど雁字搦めにされることに悦びを覚え、膣が壊れるほど責められても、甘いオルガズムに達し果てていく女優も。

 ただし、当然ながら誰もがここまでのことができるわけではない。真正M女だけが、TJ監督の仕掛ける『Mドラッグ』に溺れていくのだ。しかも、このドラッグはM女優たちを夢中にさせるばかりか、観る者までも独特の高揚感で満たし、中毒にしてしまうから凄まじい。一見すると、ハードSMにしか見えないのだが、その実はもっと根の深いやっかいなしろものなのである。

 以前、TJ監督にインタビューした際、こんな一言で驚かされた経験がある。

「AVが氾濫しすぎたせいで、プレイのハードさを競い合う現状はある。でも、エロというものは、ハードだからエロいというわけではないんだよ。本来はソフトもハードもないんだから」

 AV界屈指のハードプレイの仕掛け人とは思えない一言であるが、話を聞き納得した。どれも見せかけの悶絶でもなければ、パフォーマンスの絶頂でもない。求めるものは、本物のセックスにほかならず、形式などには最初から囚われていないというのだ。それは一番弟子の森下くるみにも象徴されている。彼女は、最高のM女であり、最強の痴女でもある。

 そうして本物を追及し続けるTOHJIRO監督が、この度、真のAVファンのための新レーベルを2つ立ち上げた。「ゴールドTOHJIRO」は、緊縛を中心としたクラシカルなSM世界がテーマで、第一弾は『縄・インモラル 微乳M女優 野中あんり』。正統派美少女の野中あんりちゃんが、麻縄緊縛や熱蝋責め、水責めなど本格的なSMプレイを体験し、苦悶の中「お母さんに抱っこされているみたいだった」と感涙した傑作である。もうひとつの「プラチナTOHJIRO」は、ゲロやスカやフェティッシュなどの、アブノーマルでコアなマニア向けレーベル。第一弾の『ゲロ・リミットレス 優木あおい』は、アイドル級に可愛い美少女の優木あおいちゃんが、大量のゲロを口から噴出させ、全身ゲロまみれになりながらガチンコセックスでトランスしていく衝撃作。本来は潔癖症である彼女が、なぜここまで変貌したのかは、作品の中で確かめて欲しい。

Clip0055.jpg『縄・インモラル 微乳M女優 野中あんり』ゴールドTOHJIRO より
Clip0104.jpg『縄・インモラル 微乳M女優 野中あんり』ゴールドTOHJIRO より
Clip0212.jpg『縄・インモラル 微乳M女優 野中あんり』ゴールドTOHJIRO より
Still1026_00205.jpg『ゲロ・リミットレス 優木あおい』プラチナTOHJIRO より

 しかし、不思議なのは、なぜAV界が不況で喘ぐ今、限定したファンのための作品をあえて作ることにしたのか、だ。それも、以前のインタビューで彼はこう明かしていた。

「そもそも、ユーザーの嗜好ばかりを気にしてるから最近のAVは売れることが第一条件になってきちゃうわけ。今はこんな作品が売れるからこれを作れという間口の狭い作品ばかり作るようになっちゃって。しかも、今のユーザーは、自分が何を観たいのか分かってない。何を観れば分からないのなら、自分達がこれを観ろと叫ばなくてはならないんだよ。作る側が情熱を持って発信しないと!」

 この「情熱」という言葉をTJ監督は、その後も何度も発していた。情熱を持って飛び込んできた女優から熱を奪う現在のAV界の体質について。情熱など最初から持てない消費されるだけのAVを生産せざるをえない商業監督についてなど。それらの問題意識をついに「作品」へと昇華させたものが、2つの新レーベルということだろう。セックスを流れ作業にしない。カメラ性能に頼った安易な映像などもっての他。女優たちの情熱をさらなるものへ高めるための、熟練の技術を結集させる。そうして作り上げたディープなエロスの世界を詰め込んだこれらの作品こそ、TJ監督の「情熱」に他ならない。

 SMマニア、ハードプレイ嗜好者にお奨めするのは勿論だが、最近のAVはどれも似たりよったりで興味が持てないという人こそ、このハードコアな世界に挑んで貰いたい。安易な気持ちで覗けばボディーブローを喰らわされるかもしれない。けれど、渾身の一撃を喰らい朦朧とした意識の中でこそ、自身が真に求めているエロスとは、一体どんなものであるのか見つかる可能性も高い。この世界感に、のるかそるか……。いずれにしても、2012年のエロライフに大きな刺激を与えることは間違いない。
(文=文月みほ)

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