山本モナ、芸能界引退から2カ月足らずで講演活動開始！

ニュース 2011年09月01日

セクシー講演家へ転向予定!?

　お騒がせ女子アナとして一世を風靡した山本モナ（現・中西姓）が、女性の生き方やメディアリテラシーについて講演活動を始めるそうだ。このモナの行動に業界関係者は、一様に眉をひそめている。

　山本モナと言えば、学習院大学法学部法学科を卒業後、朝日放送（ABC）に入社。報道局とアナウンス部に勤務し、報道・情報番組『ムーブ!』では司会を務めた才媛。その後朝日放送を離れ、オフィス北野に所属。2006年9月には『筑紫哲也のNEWS23』（TBS系）でキャスターに抜擢されていた。しかし同年10月、民主党衆議院議員で妻子のある細野豪志との不倫を「フライデー」（講談社）にて報じられ、出演わずか5日で謹慎となった。07年に『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』（日本テレビ系）にてテレビに復帰し、活動の重きをバラエティーへとシフトしたかと思われていたが、08年7月にフジテレビの情報番組『サキヨミ』にてキャスターに復帰。しかし、出演直後に当時ジャイアンツの二岡智宏内野手との五反田での不倫デート写真を「女性自身」（小学館）に撮られ、2度目の謹慎となった。そのスキャンダラスさには、先の謹慎の際に復帰を手助けしたビートたけしも呆れるほどだったという。

　その後09年にラジオで再復帰を果たしたかと思いきや、翌年には自身のブログで一般男性との結婚を発表し、今年6月30日に芸能界からの引退を発表した。オフィス北野から出された引退時のコメントでは「去年、結婚を機に、これまでの自分と、今後の自分の生き方についてもう一度考えました。そして、自分にはどんなことができるのか、何をしなければならないのか、という問いに、ものすごく迷いながら、自分なりの答えを見つけ、去年の暮れ、それに向かって進んでいくことを決めました」とコメントを残している。モナがこれから生きていく道として見つけた”答え”が講演活動なのだろうか？　

　モナに講演を依頼できるサイトには彼女の専門分野として、組織とジェンダー・メディアリテラシー・マスコミ・女性の生き方などが書かれている。主な講演テーマには、働く女性向けに「婚活反対？　結婚と仕事のあり方」「女として生きる方法～男と女はこんなに違う～」、学生向けとして「夢を目標に変える！　そして実現へ」「報道とメディアリテラシー」などが設定されている。

「モナは二岡選手との不倫が報道され謹慎していた際に、ウェールズ大学経営大学院のMBAプログラムに通い、経営学修士号を取得しています。このキャリアと今まで芸能界で培ったキャリアを考えるといくらでも話すことはあるでしょうね。しかし、2度も不倫をし、仕事に対して穴を開けている人間が、女性の生き方や結婚と仕事のあり方について語るのは、ちょっとおかしい気もするんですけどね。不倫は2度までなら許されるとでも話すのでしょうか（苦笑）」（報道関係者）

　『サキヨミ』ニュースキャスター就任時には、ロッテ、ライオン、そしてゲームメーカー・カプコンの3社のCMに出演していたモナ。謹慎のため、急きょ差し替えとなったCM違約金は約1億円とも言われている。しかし、謹慎が明けて復帰したモナには、当然CMなどの大口の仕事はなく、ギャラが安い仕事ばかりで、返済のめども立っていなかったと言われる。

「所属事務所のトップであるたけしさんは、『モナの借金のためにオイラが働かなきゃいけないから大変だよ』とジョーク交じりに話していたと聞きます。たけしさんはモナにもっと仕事をして欲しかったのですが、結婚し引退へと傾いていた彼女の決意は固く、辞める、辞めないで一悶着もあったそうです。結局引退となったのですが、あれだけ面倒を見たにもかかわらず”今日から一般人”という態度にたけしさんが激怒したとも。夫は不動産業を営んでいるようですが、彼女が事務所に所属している間に負債を全額返済したかは怪しいところ。引退宣言から2カ月で活動開始というのは早過ぎますから、もしかしたら多額の負債のために働かなければいけない状態なのかもしれません」（同）

　モナは09年に北國新聞社主催『大人のための文化・教養サークルLET’S』で講演を行っている。その際には「（仕事上）30、40、50代と、年代による区切りをどうして払拭しえないのか、人生前向きに先を見つめたい」と話し、社会の先入観や世間体に縛られない自分流の生き方を披れきしたという。「自由な生き方」と言えば確かに聞こえはいい。しかし、担当する番組での重要なポジションを無視した度々重なる不倫や、親身になり復帰を手助けしたビートたけしへの不義理な引退など、「責任」という言葉が抜け落ちているようにも思える彼女から、何を学べるのだろうか？　”引退”の言葉が冷めやらぬうちの講演活動開始に、芸能界のみならず世間からも白い目で見られることになるのではないか。今までのモナの厚顔ぶりからすれば、そんな視線すら気にならないのかもしれないが……。
（文＝明日春人）