ヤリたい男注目! ネットで話題の「性行率100%!」を検証する

 先日、「性行率100%」という言葉がネット上で話題になった。性行とはすなわちセックス(性交)のことを指すと思われ、また同時に「性交の成功」という二重の意味を持っている。つまり、セックス率100%という謳い文句なわけだが、そんな夢みたいな秘策があるものだろうか?

 話題の源となったのは『性行率100% ベッドに連れ込むテクニック』というスレッド。完全な男目線のスレにも関わらず、女性が書き込んでいる様子もうかがえ、またいろいろな世代の意見が飛び交っている。いったい性行率100%の極意とはなんなのだろうか――。はやる胸の高鳴りと股間の疼きをようよう抑えながら、記者はマウスを下降させた。

 だが、読み進んでいくうちに「性行率100%」の意味が分かってきて、少々げんなり。そもそもこのスレ自体が、基本的には男性がどうアプローチをすれば、女性の心を打ち溶かせベッドに誘えるのかを語るスレであるが、その設定が、すでに2人でお酒を飲みに出かけていたり、ふざけてキスをしたりする、いわゆる”イイ仲”の状態なのである。

 書き込みには「その後どうすればいいのか」や「今後の展開を教えて欲しい」などの言葉が目立ち、記者の想像した「絶対に無理そうな、話したこともない高嶺のイイ女と100%ヤル方法」ではないことが判明した。そっとマウスを動かし右上の「閉じる」をクリックしようとしたわけだが、ふと目に留まった女性であろう書き込みに再びマウスを定位置に戻した。

女の子が「言い訳」できるように持っていくのが大事だよ

「言い訳」というワードに記者は釘付けになった。そして再び読み進むことになったが、女性の意見と思われる言葉には、なるほどと唸らされる言葉が多く感嘆した。例えば「女だってやりたい。けどそれは言えない」生き物なわけで「そこには理由が必要」だと、このスレでは語られている。具体的に言うと「終電がなくなった」し、「男が強引だった」からという理由によって、女性は「好きでもない男」や「初めて会った相手」とセックスをした自分に言い訳するというのだ。

 無論犯罪的な強引さや暴力は決していけないが、ある程度信頼関係を構築している(これは会った初日でも可能らしい)相手であれば、「目を見つめ」て「君がほしい」と迫られれば「子宮がキュン」とくるというのだ。とにかく、「少し休んでいこう」や、ただホテル街をウロウロするなどはもっての外らしく、そんなことをするくらいなら直接「キミとセックスがしたい」と言った方が、女性にとってはOKを出しやすいという。「そこまでいうなら……」という気持ちが女性にとっての言い訳になり、終電も逃した今、ベッドイン率を飛躍的に伸ばすのだ。

 2010年の大ヒット書籍『本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)の著者・ミヒョン先生は、当メンズサイゾーのインタビューでこう語ってくれた。

「愛情があって初めて性欲を感じるものなんです」

 女性にとっての愛情は強く母性によっている。多少強引な誘い文句でも、その言葉が彼女の母性をくすぐれば、アナタの言葉はきっと愛情にも繋がることになるだろう。そうして彼女の中に愛情が芽生えれば、セックス成功率100%は間違いない。そしてミヒョン先生の言葉を思い出そう。

「……紅潮したり、口が緩く開いたり、”感じているサイン”が必ずありますから。そして耳も働かせて、もっと現実の女性の声を聞くことです。どこが感じる? ここは気持ちいい? どうしてほしい? そうやって地道にコミュニケーションをとっていけば、終わった後に女性から『すごく良かった』って言われるセックスができるようになりますよ」

 これで夢のセフレゲットは間違いなし(?)だ。
(文=峯尾/http://mineomineo.vox.com/

「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス」

 
とりあえず、予習しとこ。

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