女性のアソコと同じ香りがするオーデコロンがドイツで開発、商品化されたという。その名は「VULVA(ブルバ)」。ドイツ語で女性器の外陰部を意味する言葉だ。この商品はドイツの玩具メーカー「ビバエロス(vivaeros SPECIAL PRODUCTS社)」が1年半の歳月をかけて調香した、男性のための”究極の媚薬”。原材料にはなんと、女性の尿と汗と膣分泌液が入っている。
そうなると、一体どうやって、いつ、誰から採取したのかが気になるところ。匂いの主が誰なのか知らずして買うことに、躊躇する男性も多いはず。そのあたりはメーカー側も心得ているようで、ちゃんとモデル女性の顔出しもしているが、本当に彼女の分泌液かどうか……そこは「ビバエロス」を信じるしかない。また、まさか毎日彼女のおしっこやオリモノなどを研究員が採取しているとは思えず、おそらく彼女の分泌液の成分を分析、解析し、化学物質で代替してコロンに混ぜているのであろう。
さて、こうしたエログッズの最先端をいくHENTAI国家・日本でも、過去にさまざまな種類のエロ香水が発売されている。中でも有名なのは、1990年代半ばに一世を風靡したAV女優・小室友里の匂いのする香水。実に10年以上前に発売された商品だ。よほど売れ行きが良かったのか、続けざまに「友里の発する香りをブレンドしました。小室友里の体臭」という商品や、そのものズバリ「A・SO・KO」という彼女のアソコの匂いの香水なども売り出されていた。
当時人気絶頂だったトップアイドルの女陰とはいえ、実際の商品の匂いを嗅いだことのあるファンいわく「臭かった。チーズ系に、ほのかに石鹸っぽい感じが微かにあった」とのこと。匂いを採取するために、彼女が数日間穿きつづけたパンティを元に作ったものであるゆえ、やや強烈な匂いとなってしまったのかもしれない。
一方、最近のアダルト系ショップなどで売られている香水は、ほとんどが「フェロモン系」。つまり、「コレをつけると女性が寄ってきますよ」と謳ったセクシーな香りのする商品である。ドイツ製エロ香水が話題となれば、再び日本でも「アソコの匂い」が流行る日が来るのだろうか。
ちなみに、「VULVA」の使用方法として、外出時に手首や耳の裏にシュッと吹きかけるようなやり方はNG。ただの「臭い人」に成り下がりかねない。TENGAなどのオナホールに振りかけたり、ダッチワイフの穴部分に付けるなどが一般的であろう。また、今夏発売予定のゲ―ム『ラブプラス+』と共に楽しみたいというコアな人々の声もネット上で散見される。
現時点では1種類の商品展開だが、アソコの匂いは人それぞれだけに、第二、第三の女性ヴァージョンを開発していくことで、隠れた人気商品になるかもしれない。たとえば、日本でAKB48の体臭を元にして作った商品全員分を売り出せばメチャクチャ儲かりそうである。アソコの香りは無理でも、腋の匂いや唾液程度なら可能性もある?
(文=高田コウイチロー)
三次元だけじゃなく二次元キャラも売れるかも