ピンチをチャンスにする胆力

悪徳スカウトマン騙しの営業術 口の巧さで年収3000万円!

kabuki.jpg※イメージ画像 photo by 華氏103 from flickr

 所詮、こんな時代真面目にやってたら儲かりませんよね!? だからって、『○いうさぎ』な人みたいに逮捕されちゃうとマズイんですが(笑)、世の中にはちょっぴり悪いことをしながらギリギリの所でオイシイ実を喰らっている人がいるもんなんです。今回取材した、自称悪徳スカウトマンのH氏もそんなひとり。

 かつては、カラス族といわれたスカウトマンが街角に群がっていたのを、覚えている人も多いと思います。現在、こうした行為は禁止されているので、表面上街から姿を消したように見えます。しかし、実際には、ちゃんとしたたかに生息しているのです。


「スカウトも続けてるよ。目立たないように、街角で声をかけることもある。だけど、他にも女性を集める方法はいろいろとあるからさ」

 こう語るH氏は30代後半。スカウトを生業にするようになって、もう10年以上だそうです。世間は深刻な不況ですが、こういうご時世、彼らのような人種は逆にタマを集めやすくなるメリットもあるんだとか。

「ネットがあるから、昔より人集めは全然楽になった。あと、モデルオーディションとかCMスカウトなんとかなんて適当な題名つけて女のコを集めることが多いかな。最近は、ソコソコのレベルのコがくるから、その中からランクつけて振り分け先を決めるんだよ」

 彼らは、スカウト活動を通してそれぞれの供給先を持っているそう。H氏の場合は、主に風俗関係や脱ぎタレントの複数のプロダクションと提携しているようです。

「昔は、それこそ上玉がひとりAVやってくればそれだけで遊んでいられた時期もあったんだけど、今は薄利多売だよ。どこも不景気だから、荷物の数を多くしないと金にならない。その分、こっちは働かなきゃならないんだから、全然楽じゃないよ」

 H氏が働くと言っているのは、主に女性たちをどうやってソノ気にさせるかということ。モデル募集に来た彼女たちを、裸の世界へ引きづり込むためのテクニックが彼の持ち味なのです。

「でも、俺は別に騙しているとは思ってないよ。どだい、女の方だって、本気でモデルになれるなんて思ってないんだから。ただ、言い訳が欲しいんだよ、悪い奴に騙されたからこんな仕事しているんだっていうね。それに、一度裸になっちゃえば、女は度胸が坐るからね。何でもできるようになる。まあ、これは一例だけど、ちょっと前はグラビアでデビューさせる前に裸の写真を撮っておいて、知名度が上がったらAVへっていうやり方が多かったみたいだね。レベルは低くても、元グラドルってつけば、その後風俗へ行くときにも箔が付くからさ。逆に云うと、そういうのがないと、今はなかなか大変なんだよ。年々少なくなるパイを奪い合っている状態なんだからさ」

 そして、最終的には風俗へと流れる彼女たちの働きに応じて、彼の懐にはキックバックが生じるということ。その取り分や、女性との交渉は「腕」次第ということになる。しかし、この不況下にそれで年収3000万円を稼ぐとは!? その腕前にはかなりアコギな匂いがプンプンしてくるような……。

「そりゃあ、人と同じことしてたら稼げないでしょう。それなりのリスクを背負ってやってるんだから、それに見合う実入りがないとやってられないよ。でも、本音を言うとそろそろ足を洗いたいとも思っているところ。もう、このへんが、潮時なのかもしれないよな、実際……」

 

裏のハローワーク

 
年収3000万も夢じゃない!?

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