眩惑の潜入編

長野風俗事情! 日本一の“連れ出しスナック”県⁉ ~ニッポンの裏風俗~

長野風俗事情! 「風俗のない県」の本当の姿は…


 悲しきかな、日本には「風俗のない県」があるんです。山形に長崎、岡山、長野などですが、今回はその中の長野県について。

 厳密には「風俗のない県」なんてありませんが、一般的には、長野はそう言われています。でも、実はめっちゃたくさんの風俗があるんです。

 デリヘルはもちろん、以前このコラムでも書いたように松本市には風俗ビルまであり(※1)、繁華街には闇営業の店舗型ヘルスも複数存在するほど。ないのは、届出済みの店舗型ヘルスとソープランドだけというわけなんです(実はヘルスは1軒だけある)。

(※1)【ニッポンの裏風俗】松本の本ヘル:風俗がないのは表向き、本当は五反田より怪しい街

 風俗店を開業するには地域の公安委員会への届け出が必要なんですが、店舗型の場合、長野県はその受理を行なっていない。しかし、男たるもの、溜まればヌカずにはいられないわけで、需要はある。そんな中、だれが思いついたか、

 
「届けてもダメなら、黙って作っちゃおうゼ~」

 
 ということだったか否かは不明ですが、かくして生まれたのが、裏風俗の「連れ出しパブ、スナック」の部類だったのでしょう。長野県内各所に同様の「連れ出し飲み屋」が点在しています。

 筆者が遊びに行ったのは、御代田、田中、佐久、長野、上田、中込、諏訪、松本、そして上山田の温泉街で、フィリピン以外のアジア系スナックを狙って入り、ママにお願いすると店の女のコを紹介してくれるというシステムでした。

 

20170720uraa.jpg御代田のスナックで、客と連れ立って店を出て行く女のコ

 
 もちろん、他の町でも同じような店があるに違いないんでしょうが、おもしろいのは、その町によってスナックの女のコの国が変わることです。

 例えば、御代田ではタイ人、中込や上山田では韓国人、長野や諏訪では台湾人の店が多い。もちろんフィリピンパブもあるんですが、連れ出しはNGばかり。これはビザの問題と、筆者の推測にすぎませんが、日本最初のHIV患者が松本のフィリピンパブの女のコだったという、忌まわしい思い出があるからではないでしょうか。

 

20170720ura03389.jpg諏訪の台湾スナックから連れ出した、グラマラス熟女

 
 連れだしパブで遊ぶ際、事前に確認しておかなくてはならないことが3つあります。それは、料金と時間はもちろん、もうひとつは、近くにラブホがあるか否かです。

 実は、ラブホテルも風営法の管轄下にあるので、風営法に厳しい長野県はラブホも少ないのが現状です。確か、諏訪で台湾人の人妻系をテイクアウトした時は近くにラブホがなく、タクシーで片道2、3000円、往復するとその倍という、ラブホ代と変わらない高い交通費がかかってしまったことがありました。

 逆に、御代田はラブホ街の並びにスナックがあり、徒歩2分という便の良さ。そう考えると、ラブホの近くにある外国人スナックは、連れ出せる確率が高いのかもしれないですな。

 

20170720ura44.jpg長野の権藤の台湾パブでは、2人の女のコから選ばせてくれた。筆者が選んだのは左のコ

 
 今は状況が変わってしまいましたが、2005年当時、御代田は連れ出しスナックが大人気で、特に週末は出だしが遅いと、めぼしい女のコはすでにお持ち帰りされてしまい、残ってるのはデートNGな女のコばかりという状況でした。店のドアを開けて店内を覗くと、店番らしき女のコが出てきて、何も聞いてないのに、

 
「オンナ、イナーイ」

 
 そう教えてくれるところもありました。

 また、中込のスナック街は韓国スナックだらけで、その中の1軒から近くのホテルに連れ出したのですが、翌朝、スナック街を歩くと、店の前にズラッとキムチ用の白菜が天日干しされていて、その光景は韓国の飲み屋街を彷彿とさせるものでした。

 

20170720ura2623.jpg中込では、白菜の天日干しをしているスナックがあちこちにあった

 

 ここまで書くと、一番気になるのは、筆者が取材する際、どうやって連れ出しスナックを見つけるのかということでしょう。もちろん看板に「連れ出し可」なんて書いてないので、その多くは「カン」にすぎません。そのヒントとしては3つだけです。

 
1、その地域に連れ出しスナックがあるという情報があること。
2、外人スナックであること。
3、店の規模の割にたくさんの女のコがいること。

 
 長野県ならこれでOKでしょう。あとは、入る際、ママにコソッと聞いてみるしかありません。

 小諸と上田の間にある田中駅近くの韓国連れ出しスナックは、筆者が「田中駅」を「湯田中駅」と勘違いして、「温泉街なら連れ出しスナックがあるはず」と、適当に入った店がたまたまビンゴでした。店のママは、「アナタハ週刊朝日ノ記者デショ!」と怪しんでましたが、結局は遊ばせてくれました(笑)。

 最近はこういった裏稼業をするスナックも減っていますが、長野県がいつまでも連れ出しスナック大国であることを祈るばかりであります。
(写真・文=松本雷太)

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