アイドルグループ「モーニング娘。’15」のエース・鞘師里保(さやし・りほ/17)の突然の卒業発表を受けて、アイドルファンの間で波紋が広がっている。
鞘師は29日付の自身のブログで「私、鞘師里保は、今年の12月31日をもってモーニング娘。を卒業します」と発表。その理由については「走り続けている中で今後の人生を考えることが今年に入り多くありました。一人の人間として強く生きていくために経験しなければいけないことがあるのでは?と思うようになりました」と綴っており、卒業日は12月31日で今後は英語やダンスを学ぶために海外留学を考えているという。
グループ卒業はアイドルの逃れられない宿命。だが、ファンが動揺しているのは発表が突然すぎたからというだけではない。
有力メンバーが卒業となれば「卒業コンサート」「卒業シングル」などを打ち出し、これまでの功労をたたえて華々しく送り出すのが通例。それが運営サイドにとっても大きなビジネスになる。ところが、鞘師に関しては既に発表されていた12月31日のハロー!プロジェクトのカウントダウンライブが最後。グループ単独でのラストコンサートは同じく発表済みの12月7日・8日の日本武道館公演となっており、今のところ新曲のリリースも告知されていない。
また、近年卒業した田中れいな(25)や道重さゆみ(26)はいずれもファンのいるライブ中に卒業を発表したが、鞘師のようにブログだけで告知するのは異例だ。鞘師の卒業は運営サイドにとっても準備が整っていなかったように感じられるが、一部ファンの間では「以前から兆候があった」と騒がれている。