小嶋を狙っていたという発言は、ダメ男特有の愛情表現だったのかもしれない。しかしそれが宣伝目的となれば“ビジネスダメ男”とも言えそうだが…。
「アレクはバラエティでもよくネタにされているように可愛い女の子を見つければところかまわず声をかけることで有名。実際に川崎さんとの出会いも目黒駅でのナンパだったとのことですから、相当の遊び人であることは間違いないでしょう。ただ、チャラいからといって人間的にもダメかというとそうではないと聞きます。テレビの収録前には共演者に対してきっちりと挨拶をして回るそうですし、打ち合わせなどにも真剣に臨むと評判です。現在、彼がバラエティで活躍できているのも、そうした姿勢の賜物でしょう。また、最近のバラエティでは『本当はしっかりものなんだろ!?』というイジられ方もするアレクですが、そんなときは決まって『のんちゃんが言うから～』とダメ男アピールをしながらお茶を濁しています」（テレビ関係者）
無類のオンナ好きながら、その素顔にはマジメな一面を持ち合わせているアレク。やはり彼のキャラはテレビ用なのかもしれない。
「11日深夜放送の『お願い！ランキング』（テレビ朝日系）にはアレクの悪友としてギタリストの田中門次郎さんが出演していました。田中さんはアレクが認めるナンパ師として番組に登場して1時間に250人以上の女性に声をかけるという荒業を披露したのですが、その途中、『アレクがナンパしたところを見たことがない』と言い、『あいつはビビり』と発言しています。ともに行動することは多いそうですが、ナンパをする際には田中さんが先頭を切り、後からアレクがついてくるといったパターンのようですね」（芸能ライター）
川崎との出会いを考えれば、かつてのアレクは生粋のナンパ師だったことだろう。そして田中のいう“ビビりなアレク”が最近のことに限られるとすれば、川崎と出会ったことで彼の中に変化が起こったともいえる。少し美化しすぎかもしれないが、いずれにしろ芸能界でキャラを確立させたアレクはかなりの切れ者といえそうだ。
（文＝峯尾／http://mineoneo.exblog.jp/）
著書『松本人志は夏目漱石である！』（宝島社新書）
