同人エロゲーってどうやって作るの? 弟がヒキコモリ姉のために実践指導!?

soukyuu0214.jpg同人エロゲーってどうやって作るの? そんな疑問をリアルに答えながら、先輩
彼女とお姉ちゃんにセックスを迫られる幸せな日々がつまった性欲むきだしマンガ!

狩野蒼穹著『SEXしようよ!お姉ちゃん』/サン出版

 お姉ちゃんと弟のセックスを描き続けている、姉エロ職人・狩野蒼穹氏の新作です。もちろん言うまでもなく安心の「姉×弟」エロクオリティ。傍若無人な姉に振り回される弟のエロが見たかったらこの作家を買えばまず間違いない! それにしても姉弟だけでよく何冊も出せるものだと感心が先立ちます。人間極めるものですね。

 さて今回紹介したのは、この作品集の中にちょっと他にない面白い中編が載っているからです。タイトルは「同人ゲーム制作マニュアル」。女の子たちと少年が同人ゲームを作る話なのですが、これがリアルな数値まではっきり出ていてものすごく興味深い上に、エロいんです。

 主人公の少年・明くんと、姉の親友・春刈先輩は付き合い始めて間もないカップル。しかし初エッチがうまくいかず距離が離れてしまいます。一方、明くんの姉の由布はヒキコモリで、汚部屋から一歩も出られない通称「ゴミ女」。さすがに明も呆れている状態ですが、彼女が突然のひらめきで「エロゲーを作って売ろう!」と言い出します。

 最もヒキコモリな彼女が誰かと付き合ったりするわけもなく、けれど性欲はモリモリ強い。そこで弟を誘惑しセックスに持ち込んでしまうのです。事後になって、ゲームってどうやって作ればいいか分からないとか言いつつも、彼女の春刈先輩も巻き込んで「お姉ちゃん社会更生復帰、同人エロゲー作成」プロジェクトがはじまるんです。

 基本的にはそのエロゲーの資料を撮るために……という流れなどでセックスしていくシーンがメインですが、興味深いのは「実際にエロゲーを作ってどのくらい儲かるのか?」という現実が掲載されているところ。

 例えばオンラインで同人ゲーム販売をしている「DLサイトコム」に登録されているゲームは、1年で1,576本。このうち1,300円以上で1,800円以上を超える売上があったのはわずか36タイトルしかなかった、という余りにも生々しい現実。えっ、そんなに少ないの!? オンラインエロゲー販売って、儲からないのね……。

 委託販売の様子も載っています。プロのエロ漫画家が原画をしているエロゲーでも、なんと売れたのは220本。ゲームの価格、サークルに入ってくるお金、計算してエロゲー1本を1年かけて作って8万8,000円の儲け、という厳しすぎる現実。プロが描いてもそうだというのに、ぱっと思いつきに作ったエロゲーがそう売れるわけがない。

 随分数字詳しいでしょう。なんでこんなに詳しく載っているかというと、狩野蒼穹氏自身がエロゲーを同人で作って頒布した経験があるからです。その体験を生かしているので、ゲームをどう作るか、どんな同人ゲームが存在しているのか、販売数はいくらなのかが、ファンタジーではなく生の数字で叩き出されています。

 また、ゲームっていったってどう作るのか? ゲームであるからには思考ルーチンにあたるものはどうすればいいのか。どんな開発ツールを使えばいいのか、エロはどこに入れるのか。制作費はどうま叶うのか。

 これらが全て、空想ではなく実際に作る際参考になるくらい事細かに載っています。エロマンガに興味なくても、同人エロゲーに興味がある人には読んでもらいたいほどです。コミケでどのくらい売れるのかまで載ってますよ。

 こういう部分がリアルだからこそ、エロシーンもすごい生々しくなるのがいいんですよ。まず彼女のほう。やはり3人でゲーム作り始めるとなると、少しでもふたりきりになりたくなったり、性欲が溜まってきたりするというもの。処女の彼女の前と後ろを明くんが制覇する様は、なだれ込むようなエロエロしさに満ちていて非常に心地よく幸せいっぱいです。ツンデレツインテールキャラ、といいますか。ツンエロツインテール、という方が正しいかしら。「あたしもそういう気分になっちゃって……」なんて言われたらたまらんですね。

 一方、姉はさすが”姉モノ”を描き続けてきた作家というか、においがプンプンしそうなエロ臭にあふれています。このにおいというのは文字通りの体臭や部屋のにおいです。ヒキコモリなだけに部屋は汚いですし、彼女自身おしっこをペットボトルにためちゃうようなダメな子。そんな彼女が欲情しながら弟を襲う様はムワっとむせかえる汗のにおいで充満しています。これがエロマンガの力なんだと思いますが、汚いままのジャージ・ぼさぼさ髪・メガネの女の子が発情している様子って、すさまじくエロティックなんですよね。この作家は匂いフェチもかなり詳細に描くのですが、そういうのが好きな人ならもちろん、そうじゃない人でも楽しめるようなかわいい絵柄なのがポイントです。

 この中編の他にも、性に自由奔放な姉が満載。姉好きならまずおさえておくべき作家です。なんのためらいもなく欲情したり全裸になったりするお姉ちゃんって、いいですね。

(文=たまごまご/たまごまごごはん

 

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