街中でのホロ酔い、喫煙が許されるのは今のうち!? 貴重な日本社会の「無礼講」文化も強制終了寸前か!


 話は戻って、良くも悪しくもこのような酔った勢いの間違い(時には正解!?)を大目に見てくれる「体育会系」文化は日本社会の居心地の良さだったりもするけど、実は今後、それがいろんな方面からイエローカードを突きつけられてしまう事態が来るかもしれないという話。

 ご存知のように2020年の五輪開催に向けて、戦後2度目の大規模インフラ整備がはじまったともいえる東京都だが、あまり触れられていないものの、対外的に頭の痛い問題であるのがまだまだ目につく路上喫煙者と夕刻以降の酩酊者の多さだ。

 ついこの前も個人的に「夜の電車内の酔っぱらいの多さや、禁止されているにもかかわらず歩きタバコをする人がこんなにもたくさんいるのは世界広しといえども東京しかないね」(40歳男性・米国在住)と語る外国人の話を耳にした次第。

 いやいや、それこそが他の都市にはない東京の魅力なのだ! という主張も確かに一理ある。酔っぱらいと喫煙者にこんなにも優しい大らかな都市は確かに東京しかないかもしれない。お酒好きや喫煙者にはけっこう痛いトコを突かれる思いもするだろうけど、むしろ世界に類を見ない寛容さをこの東京から失わせないためにも、公衆の中でのお酒&タバコに関しては今後はちょっとばかり自覚が必要とされるんじゃないかと思う次第。とはいえ、もうひと仕事終えたら今夜はたまに寄ってる赤羽の立ち飲み屋で軽く…、なんて考え中だったりも。アンキモが旨いんだよねぇ!
(文=宍戸ペダル)

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