「ヤラせない美魔女」と「ヤラせる美熟女」の見分け方

1227yaraserubimajo_fla.jpg※イメージ画像 photo by tibio from flickr

 「美魔女」という言葉が市民権を得て久しい。出どころは、例の如くまたもや女性誌である。魔法がかかっているかのように美しい35歳以上の女性を指す。要するに、年齢よりも若く見えるアンチエイジング女性という意味。

 年齢を重ねてもなお美しさ・若々しさをキープし続けている女性が増えるのは、男性側にとっては非常にありがたいことである。実年齢が若いカワイコチャンにちょっかいを出したいのはやまやまであるが、イケメンもしくは金持ちでない限り成功率はぐんと下がる。かといって、容貌の衰えた女性相手では下半身が反応しない。そういった意味では、美魔女の存在は好都合なのだ。

 と思いきや、必ずしもそうとは言い切れないようだ。一般男性たちのクチコミによると、「美魔女は股を開かない」のだという。美魔女たちまでもが、若い小娘たちのように「(セックスするのは)イケメンもしくは金持ちに限る」というスタンスなのだろうか?

 美魔女たちの生態について独自に調査を行なったところ、ぼんやりとではあるが、なんとなく彼女たちの生態系が見えてきた。彼女たちは、オトコが好きなわけではないようだ。オトコ好きではないので、当然のことながらペニスも好きではない。ペニス好きではないのだから、セックスさせないという理屈だ。では何が好きなのかというと、美魔女たちが好きなのは「自分自身」である。アラフォー・アラフィフに達しても容貌の衰えない自分が大好きなのだ。

 誤解のないよう言っておくが、彼女たちはオトコ嫌い・セックス嫌いではない。「嫌い」ではなく「好きではない」だけなのだ。好きではない行為に対して時間はかけたくないだけ。私事で恐縮だが、合コンを盛り上げようと美魔女の女友達を誘っても、「夜20時以降の飲酒はダイエットの敵!」だの「夜はスポーツジムに寄りたいから」と断られてしまう。これでは、強引に合コンへ引っ張ってきたところで、男性と良い雰囲気になっても、「美顔パックの時間があるので帰ります」「寝る前のホットヨガが…」など言い出すに違いない。お持ち帰りは成立しないだろう。

 以上を踏まえ、「美魔女は股を開かない」という結論に達する。では、35歳以上のアンチエイジング美女を口説くのは時間のムダかというと、そうではない。筆者がオススメしたいのは「美熟女」たちである。

 美魔女との外見的な違いは一切ない。美熟女たちも、美魔女と同様に年齢を超えた美しさをキープしている。違うのは内面。美熟女たちは、オトコが大好きなのだ。オトコ好き=ペニス好きなので、セックスにも開放的。美熟女たちは、セックスをするために(オトコに誘ってもらうために)美を磨いているのである。

 肝心なのは見分け方だ。外見的な違いがないため、見分けるのは百戦錬磨のヤリチンでも難しい。だが、ポイントさえおさえれば糸口は掴める。主なポイントは下記のとおり。

 
■食生活
 雑談時に、「体型キープの秘訣」を聞いてみるべし。美魔女たちは、「3食バランス良く食べています」と口を揃えるだろう。玄米や雑穀を取り入れたり、緑黄色野菜を多めに摂取するなど、日常生活とダイエットが密着している。

 対する美熟女たちは、「夕食抜きダイエット」だの「月イチ断食」だの、豪快な食事制限がメイン。何故なら、繰り返しになるが彼女たちはオトコが大好き。そのためには夜遅い時間帯の合コンにもせっせと足を運ぶ。ゆえに、日常的に健康な食生活を取り入れるのは至難の業。それよりも、「合コンの翌日は1食抜く」だとか、「合コンがない日の夜は食べない」というスタンスが合っているのだ。

■習い事の有無
 雑談時に、「習い事」に関して聞いてみるべし。美熟女たちは、平日夜の時間帯に習い事を入れることはない。突然のセックスチャンス時に、「英会話のレッスンがあるから」などと言っていられないのだ。

 美魔女の場合は、美しい自分を磨くべく、平日でもバンバン習い事を入れる。なお、ヨガだのピラティスだの、美容に関する習い事ばかりではない。美魔女の条件は、才色兼備であること。才を磨くべく、着付けやフラワーアレンジメントに通うケースも珍しくないのだ。

■視線
 美熟女たちが目指すのはイケチンとのセックスである。よって、会話中は男性をじっくりと観察する。

 対する美魔女たちは、自分に視線が集まるのが大好き! 会話中も、男性の視線がどこに向かっているかをチェックする。

 
 「絶対に股を開かない美魔女に股を開かせたい!」という考え方もあるかもしれない。しかし、オトコが好きなわけではない美魔女に時間を費やすよりも、セックスするがために必死で美を磨いている美熟女に向けてズボンをおろす漢こそが、真のセックス紳士なのではないだろうか。
(文=菊池美佳子)

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