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壇蜜、セクシーさの秘訣は「適度に不幸」


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※イメージ画像:『「甘い鞭」壇蜜写真集』角川書店

 10月にスタートした、フジテレビの新人女子アナがMCを務める深夜番組の『ミカパン』。同番組は、フジテレビを“女子アナ帝国”へと押し上げることに貢献した『○○パン』シリーズを1年ぶりに復活させたもので、現在は8代目を三上真奈アナが務めている。11月21日の放送回では、初の女性ゲストとして壇蜜が出演。スタジオは壇蜜に合わせてムーディーな照明と音楽が用意され、アダルトな雰囲気を醸し出していた。

 番組冒頭、壇蜜は三上が台湾で暮らしていたことにちなみ、台湾で「一番好き」というウエットティッシュをプレゼント。「普通のティッシュと違って…湿ってるんですよ」と思わせぶりにつぶやき、さらに、世界に5つしかないという壇蜜の緊縛ストラップも差し出し、「これ、何縛りっていうんですか?」と聞かれて「…亀甲」と微笑むなど、序盤から壇蜜節が全開だった。これには、「今日は男性スタッフが多い」と三上がこぼしていたが、さぞや現場の男性陣のテンションも上がったに違いない。

 その後、番組は「マスに書いてある質問には必ず答えなければいけない」というルールの「ミカバチすごろく」のコーナーへ。「セクシーの秘訣は?」というマスにコマが止まり、「ぜひ学びたい」と期待する三上。そんな中、壇蜜は「みなさん何を求めているかって言ったら、やっぱり不幸なんですよね」と回答した。

 いわゆる“リア充”と呼ばれているような女性のグラビアと違い、自身のようなタイプの場合は「どこかしら、少し幸せになれないものを…グラビアの写真の中に1人でポツンとしているほうが、みなさんが見たいものじゃなかろうか」と説明。「憂いがあったほうが魅力的っていいますよね」という三上の合いの手に「だから、適度に不幸」と笑って答えた。

 そこで、「セクシーなアナウンサーになれるようがんばります」と三上が答えると、「(三上は)24歳ですよ? 今は(色気を)出さないほうがいいです、後でやることなくなっちゃうから」とアドバイスをするなど、大人の余裕を見せた壇蜜。

「以前、『情熱大陸』(TBS系)で密着取材を受けた際に『幸せってなに?』『つまらん人生ですわ』など、意味深な発言を連発していた壇蜜ですが、『適度に不幸』はその真骨頂のような表現でしたね。人の興味関心のツボを心得ているのはさすがです。壇蜜は小学生のときにいじめに近い行為を受けていたり、中学ですでに『愛人』というあだ名をつけられていたことを明かしています。葬儀会社という死に直面する仕事をしていたことからも、どこか“不幸”という響きが似合うのが壇蜜であり、それがハツラツとしてはじけるようなグラビアとは一線を画す“匂い立つエロス”の源泉にもなっているわけです。以前に『私はグラビアしかできないので』とも語っていますが、それもこの不幸を軸にするというブレない意思があるからこその覚悟なのでしょう」(芸能ライター)

 「自分がオトナだなと思う女性は?」という質問には「『オレンジジュース、氷抜きで』って言える人」とし、子どもの部分とのギャップがあって初めて大人だと思えると説明。「オレンジジュースを頼むようなフェミニンさや、ガーリーなところがあるのに、ちゃんとお腹の冷えを考えてる」とユーモアを炸裂させた。

 また、番組の後半に「壇蜜さん風に、ちょっとセクシーにCM振ってみたんですけど」と言った三上に対して「ブラ紐が出てませんでしたよ」と“ダメ出し”するなど、壇蜜は終始、一枚上手の存在感を示していた。

「いずれの回答も、頭の回転の早さと壇蜜特有の人生観がうかがい知れますよね。社会人経験があり、ブレイクまでに時間がかかった遅咲きの存在だけに、自分の立ち位置を把握したり、何が求められているのかといったことに対しての嗅覚は抜群です。『だんくぼ・彩』(テレビ朝日系)で共演しているオアシズ・大久保佳代子との不仲騒動が出たときは、『色々な方に迷惑をかけているこの業界、そういう報道があってもひどいという感情はない』と大人の対応を見せたことでも話題になりましたが、いくら売れても浮つかないのも壇蜜の強さといえます」(同)

 番組内では、男性のタイプについて「怒鳴らない」「殴らない」「借金ない」という3つの要素が大事とも語っていた壇蜜。それも、過去にそういった“不幸”を知っているからこその回答なのかもしれない。

 「適度に不幸(感)」をバネに芸能界屈指の売れっ子となった壇蜜だが、ここまでの成功を手に入れた今、不幸感など消し飛んでしまってもおかしくないハズなのだが…。しかし、そんな底の見えない雰囲気と常にブレないエロスこそが、壇蜜が壇蜜たる所以なのかもしれない。
(文=津本ひろとし)


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