先日、実家の母親から電話がかかってきた。今年の正月に顔を出してから9カ月ほど帰省していなかったので、心配してのことだった。筆者所沢ショーイチは45歳の大人のつもりだが、親にとってはまだまだ子供でしかないのだろう。
そんな母親との電話を切った後、フイに高校生時代のことを思い出してしまった。自室で深夜のラジオ放送を聞いている際、ときどき両親の寝室から夜の営みの音が聞こえていたことを。
筆者が高校生の頃、母親は40代になったばかり。まだまだヤリたい女の盛りだったのだろう。アエギ声はついぞ聞いたことがなかったが、布団や床が不規則に立てていた音が懐かしい。
これは筆者の両親が特別エロかったというワケでもない。あの頃はセックスレスなんていう言葉は存在せず、夫婦間の性の営みは今よりももっと盛んだったように思えてならない。
いったいどうしてセックスをしない夫婦が増えてしまったのだろうか。少子化の問題がここまで深刻になってしまったのは、セックスレス夫婦の増加と決して無関係ではないだろう。
ま、難しい話はさておき、そんなセックスレス時代ならではのメリットも当然存在する。それは、旦那以外の男に抱かれる人妻が急増していることだ。
セックスレスをお題目にし、なんの罪悪感も感じることなく気軽に性の冒険を楽しんでいる人妻が増えている。筆者のようなセックス中毒患者にしてみれば、もってこいの環境と言えるだろう。
うーん、捨てる神あれば拾う神あり、世の中上手くできているもんだ!
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新宿でお会いしませんか??
はじめての投稿なのでよくわかってません。
ジュリ28歳、専業主婦です。
周りの人には決していえないんですが、
正直困ってます。
うちの人がまったく相手してくれなくて、
めちゃくちゃ淋しいです。
会う前にtel番交換できる紳士的な人に、
めちゃくちゃにしてほしいです。
書込み日時:9/2* 19:53
受付メール数 :0/無制限
♀ジュリ
年齢:20代後半
身長:155~159cm
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というワケで、早速人妻の書き込みと遭遇。筆者が愛用している出会える系サイト【ワクワクメール】のアダルト掲示板で、こんな書き込みをしていたジュリちゃん。まだ28歳だというのに、セックスレスで相当お困りのようである。
だったら、助けてあげるのが漢ってものだ。困ってる人を見たら助けてあげなさい、そう親に教育されてきた筆者としては、黙って見過ごせないのである。
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こんばんは、ジュリさん。
都内の会社員ショーイチ、36歳です。
私もジュリさんと同じ既婚者ですが、ここ数年ほどセックスレスなんです。
そんな時、偶然ジュリさんの書き込みと出会いました。
お返事いただけたら携帯の番号交換もできますので、検討してほしいです。
アッチのほうは至ってノーマルですが、どちらかというと女性に尽くすセックスが大好きです。
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サクサクっと嘘だらけの自己紹介をしながらアプローチ開始。だが、最後の1行だけは真実である。日照り続きで困っている女性を見かけたら、尽くしまくって女としての潤いを取り戻すお手伝いをしてあげる……それが筆者の存在意義なのだから。
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ご連絡ありがとうございます。
丁寧で安心して会えそうな方ですね。
今日は終電までしかいられないのですが、それでもいいですか?
私も相手に尽くすのが好きなので、互いに気持ちよくお会いできそうですね。
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ジュリちゃんからこんなメールがスグに届いたのである。こうなりゃ勝ったも当然。翌日の昼間には定期的に遊んでいる人妻さんと会う予定だったので、終電までと時間を区切られていたほうが安心して遊べるってものだ。
それにこの時は20時を過ぎたばかり、つまり最低でも3時間はみっちりと遊べそう。ヤって、はいお終いという援デリ業者が派遣してくる糞女どもとは大違いだ。
サクっと返信して、無事に交渉成立。ヨッシャ、今日も人助けにガムバルぞ! と気合を入れながら待ち合わせ場所に向かうことにした。
待ち合わせ場所である新宿アルタ付近の大型靴屋で待つこと数分。筆者の携帯電話が鳴った。
「あ、もしもしジュリですけど……」
「こんばんはショーイチです」
「もう着いてますか?」
「うん、着いてるよ。ジュリちゃんは今どこら辺?」
「私もすぐそばまで来てます」
「じゃあ、俺、左手を挙げて待ってるね」
「え?」
「や、ほら、コレならすぐ見つけてもらえると思うから」
「ふふ、あ、見えました」
右手で携帯を持ち、左手を挙手していた筆者の所に、小走りで一人の女性が近づいてきた。
「お待たせしました、ショーイチさん」
「あ、ジュリちゃん、だよね?」
「はい、今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ!」
ジュリちゃんの容姿は、2006年トリノ冬季五輪、2010年バンクーバー冬季五輪のカーリング競技女子日本代表だった本橋麻里をちょびっとだけふっくらとさせた感じの体型と顔立ちだった。
ウホッ! 中出ししてぇなぁ!!
筆者が感じた第一印象である。本橋麻里がブラウン管に映るたび、日本全国の男子がそう思っていたことであろう。筆者も当然そのうちの一人だった。
こうして浮かれ気分でホテル街に向かい、無事に入室成功。別々にシャワーを浴び、いざベッドイン開始。