「ゴリ押し」批判されてもCM界を独占! 武井咲、剛力彩芽らオスカー勢の強さの秘密

osukaosuka0719main.jpg※イメージ画像:「オスカープロモーション」公式サイトより

 今月11日、2013年1月~6月のCM出稿状況を基にした『2013年上半期タレントCM起用社数ランキング』(ニホンモニター調べ)が発表された。このランキングで人々の目を引いたのは、大手芸能事務所「オスカープロモーション」に所属する上戸彩(27)、武井咲(19)、剛力彩芽(20)の活躍ぶり。大手企業との契約を次々とゲットし、3人合わせて37社という驚異的な数字を叩き出したのだ。

 ランキングでは、15社契約の武井がトップで新CM女王に。剛力は12社で3位、結婚しても好感度を保ち続けている先輩格の上戸は10社で5位に入った。安定して活躍している上戸はまだしも、武井や剛力はネットなどで「ゴリ押し」と批判され、ヒット作にも恵まれていないことから勢いが落ちていると思われた。だが、実際は着実にCM露出を増やし続けていたことになる。

「昨年の年間ランキングでは、AKBの篠田麻里子と板野友美が同数1位となり、6位までAKBメンバーで占められるというAKBバブル状態でした。しかし、まだ上半期ですが、今年は篠田が13社で2位に入ったものの、他のメンバーは大きくランクダウン。代わりに武井や剛力といったオスカー新世代が台頭してきたという格好です。しかも、オスカー勢はAKBのように複数メンバーで出演する“まとめ売り”はせず、それぞれがピンで出演している。契約本数だけでなく、質の面でもAKBを完全に凌駕しているといえます」(芸能関係者)

 タレントのCM起用の決め手となるのは、ドラマや映画、バラエティーでの露出。武井も剛力も露出の面ではダントツだが、これといったヒット作はない。それどころか、二人とも“低視聴率女優”と一部で揶揄されるほど大コケ続きだ。にもかかわらず、なぜ武井と剛力は躍進したのか。

「確かに主演ドラマは不振続きですが、出演料を抑えてとにかく露出を増やすことで“当たり”を生みだしている。武井はヒロインを務めた映画『るろうに剣心』『今日、恋をはじめます』がヒットし、剛力も人気バラエティー『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)などのレギュラーを務めています。とにかく出演して数を撃てば、本人にそれほど固定ファンがいなくとも、作品や共演者の魅力で棚ボタ式にヒットは生まれる。それを可能にしているのは、オスカーの優秀な営業力です」(前同)

 CMスポンサーにしてみれば、トップクラスの露出があって大物に比べて契約料が安めに設定されている武井と剛力は使い勝手がいい存在といえる。だが視聴者にしてみれば、ファンがそれほどいないのに毎日のように顔を見せる彼女たちは「ゴリ押し」に感じられ、それがバッシングにもつながっている。ゴリ押し批判による影響はないのだろうか。

「仮に固定ファンがそれほどいなくとも、CMで大事なのは『イメージ』です。この点に関してオスカーはしっかりとしたノウハウがあり、スキャンダル厳禁でタレントの清潔感を保っている。『25歳まで恋愛禁止』という厳しい掟があるくらいですから、スポンサー側は安心できます。これがスキャンダルの多いAKBとの差になっている。ネット上のゴリ押し批判は本人たちも目にしているようですが、彼女たちは非常にプロ意識が強く、仕事に影響が出るほどめげることはないようです」(広告代理店関係者)

 ネット上のバッシングに関して、剛力はスポーツ紙のインタビューで「全部がパワーです。私のことを『好き』って言ってくれる人が1人でもいるなら、その人のために頑張れる」と語っている。ネットには「ゴリ押しブス」「可愛くない」などと辛辣な言葉が書き込まれており、普通の女の子なら傷付いて精神を病んでしまうそうだが、彼女は弱冠20歳とは思えないほど気丈にプロに徹している。CM契約で武井や剛力らオスカー勢がトップに躍り出たウラには、事務所の徹底したイメージ戦略と本人たちのプロ意識があるようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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