※イメージ画像:『「せっかち」はウマ（美味・上手）い！
料理は本能、味は煩悩』
著：森公美子 ／光文社
俳優・美木良介（55）が考案した「ロングブレスダイエット」が、女性を中心にブームとなっている。おデブ女性タレントの代表格といえる森久美子（53）も、バラエティー番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』（TBS系）で同ダイエット法を実践し、8カ月間で約30キロの減量に成功。その模様が放送されると、あまりの森の変貌ぶりが大反響を呼んだ。
だが、その森が今月18日付の自身のブログで「呼吸で痩せたらノーベル賞だよね…って話しになりました。食事制限と運動ですよ!!」と同ダイエット法を否定するかのような発言をし、物議を醸している。
同じく同番組で「ロングブレスダイエットで痩せた」と紹介された経済評論家の勝間和代と飲んでいたという森は「2人で、話した話しの中に呼吸で痩せたらノーベル賞だよね…って話しになりました」と記し、食事制限と運動で痩せたことを強調。また、森は美木が今月18日に東京・赤坂に開校した「ロングブレススタジオ」にも触れ「そうだ美木さん始めたんですね（笑）スクール？お教室、凄く高いですね…」と、登録料5万円・受講料1回5,000円という高額設定の料金を揶揄。さらに「私入れない。むしろ、入りませんけど…だって50分って何やるの？って思いましたけど…」などと、まるで美木のダイエットスクールが“詐欺”であるかのような皮肉をぶちかましている。
どう読んでも美木に敵意を持っていることが伝わってくる文章だったが、これがネットやメディアで話題になると森は「怒りでは無く、もっと凄く頑張っているシーンがカットになっていたので残念です。って書いたんだけど…なぁ～」と22日付のブログで釈明。しかし、基本的な主張は変えておらず「ブレスだけでは痩せないのは事実で、ウォーキングやら体幹やら腹筋やら…」とブレスの陰で厳しい食事制限や毎日5～10kmのウォーキングと腹筋100回も行っていたと明かした。その上で森は「だから、ふぅ～だけでは、痩せないのです」とあらためて強調している。
念願の減量を成功に導いてくれた恩をあだで返すような言動だが、これを週刊誌「女性セブン」（小学館）の記者から知らされた美木は「にわかには信じられないというか…」と困惑。さらに美木は「森さんから『美木さん、私、いろんな人から“キレイになった”“10才以上若くなった”って言われるの。本当にありがとう』って言っていただいていたので…。教室のことだって、森さんは『美木さん、教室できたら、私、絶対通うね』って言われていたんです…」と漏らし、思いもよらない森の“裏切り行為”にショックを隠せない様子だったようだ。
確かに巷にあふれる数々のダイエット法は、詐欺レベルのものも少なくない。森の告発は、ロングブレスダイエットのウソを暴く行為だったのだろうか。
「呼吸法で筋肉量を増やし、基礎代謝を上げて減量するというコンセプトは間違っていません。しかし、当然ながら好きなだけ食べて他に何もせずに痩せるわけがない。30キロも痩せるためには、食事制限や運動は必須です。ですが、インパクトを重視するテレビでは、呼吸だけで痩せるというイメージで番組が構成されがち。それに森さんは反発したのでしょうが、あくまでメディアの見せ方の問題であって美木さんを批判するのは筋違いでしょう」（都内スタジオのインストラクター）
今回の一件に関しては、テレビ業界からも森への批判が聞こえてきている。
「番組の編集に問題があった部分もあるでしょうが、ギャラを貰った上で内幕をバラすというのはルール違反。しかも、それが不満ならテレビ局や制作会社に噛みつけばいいものを、美木を批判してダイエット法の効果まで否定するという言動には首をかしげざるを得ない。ロングブレスダイエットのヒットによって、美木は今年3月に事務所から独立し、個人事務所で相当稼いでいるといいます。それに対する嫉妬心や、美木の独立を快く思っていない業界関係者からの悪評に影響されての発言だったのではないかと勘繰りたくなりますね」（芸能関係者）
森といえば、08年に米アップル社製の携帯電話「iPhone 3G」を購入したが、その操作性や店員の対応に不満を抱き「かなりダメなところが多い。使い方ぜんぜん分からない。iPhone無理無理！解約したい」などとブログで怒りを爆発させたことがあった。だが、その一週間後には「アップルの良さがやっと分かりました」「iPhoneのヘビーユーザーになりそうです！」と態度を一変させている。今回の騒動も、頭に血が上りやすい森のお騒がせ癖が引き起こしたのかも…。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）
