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メンズサイゾー事件簿

女子学生の同性愛が大流行した大正初期


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※イメージ画像:『ゆりもえ―After School Girls』マイウェイ出版

 明治後期から大正時代にかけて話題となった社会現象の一つに、同性愛の流行がある。詳しい経緯は省略するが、ともかく、10代の若い男女が同性を恋愛や性行為の対象にするケースが頻出したと当時の資料は伝えている。

 たとえば、『東京朝日新聞』(現・『朝日新聞』)では、明治41年頃から「東京において生徒・学生の風紀が乱れている」といった旨の記事を盛んに掲載するようになり、ついに「悪少年の横行」や「帝都の書生」、「女学生」などといった、生徒や学生たちの「乱れっぷり」を解説する連載まで始めてしまう。

 それらの連載で、頻繁に取り上げられているもののひとつが女生徒や女学生の同性愛志向だ。

 たとえば、同紙大正元年10月30日の記事によれば、某女子校の30代の女性教師は寄宿舎の舎監をしているが、教え子たる女学生たちとの関係に溺れ、「日夜の享楽」を貪っているという。その実例として、人気のない講堂でその女教師と相手の女学生は、「両人帯解きて怪しう振舞い」をしていたところを寄宿舎の女学生が目撃。すぐに同じ寮生たちに知らせて戻ってきてみると、まさに行為の真っ最中。たちまち寄宿舎じゅうの噂になったという。

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『東京朝日新聞』大正元年10月30日

 この記事ではどうやら女教師のほうから手を出したような感じだが、やはり『東京朝日新聞』大正2年3月14日の記事では、女学生のほうが積極的に知人の学生や教師にアプローチしている様子が報告されている。例として、女学生のほうから女教師に花束などを贈って思いを告げるケースが横行。これに対して女教師のほうも花束を受け取ったその場でキスして応じたというから、何とも大胆である。しかも、そうしたきっかけで始まった関係はたちまちエスカレートして、またたく間に「口にすべからざる行為」にまで及んでしまい、しかもそれが何度も他の女学生に目撃されたりしているという。こうした状況は複数の女子校で報告されていて、記事ではとくにお茶の水女子師範学校(現・お茶の水女子大)でもそうした事例が発覚し、大問題となったと指摘している。

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『東京朝日新聞』大正2年3月14日

 もちろん、こうした傾向は教師と生徒・学生にとどまらず、生徒や学生同士でも盛んで、「憂ふべき一現象」であると同紙は嘆いている。そして、若い女性が大胆かつ周囲にアピールしたがるのがトレンドであり、女の子たちはそうした間柄になったことを友人たちに「其関係を誇り合ふ」という。そのスタイルも、2人で同じ着物を着たり、リボンの結び目を同じにしたりといった、外見によってひと目でわかるものが好まれたそうだ。

 まるで官能小説のモチーフになりそうな話だが、記事によればなかには関係にはまって心中事件にまでなるケースもあったというから、そう牧歌的というわけでもなさそうである。たしかに筆者も、「女同士の関係は根が深くて、もつれると陰湿で悲惨。男と女の関係なんて比じゃない」と、複数の男女から聞いた事がある。

 ともかく、こうした女性同士の恋愛に世間はある程度話題にしたものの、しばらくの間は収まらなかったようである。
(文=橋本玉泉)


『がちゆり』


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