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おい、それ以上やったら絶対怒られるって!! 幼女ロボが悪ノリ全開のバカギャグ漫画『にゅーたん』


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『にゅーたん 1巻』 著:友美イチロウ/講談社

 「クールジャパン」といったキャッチフレーズがメディアで踊り、マンガやアニメが芸術としての評価が高まっていくのをすこーしだけ窮屈に感じることがあります。

 もちろん素晴らしい作品が増え、そこに正当な評価がなされるのは喜ばしいことですが、あまりマンガが高尚なものばかりになってくると肩が凝っちゃいますよね。

 芸術的な作品も素晴らしいですが、人間やっぱり難しいことを考えずに娯楽として気軽に読める作品が恋しくなるときもあります。そういうとき、この作品みたいなバカマンガが嬉しいわけですね。

 オタクや婚活女子から、都条例などの政治ネタまで縦横無尽に切り捨てるギャグマンガである本作ですが、何と言っても最大の魅力はそのいい加減さです。

 何しろ主役にあたる"にゅーたん"からして、裏庭を掘っていたら出てきたスクール水着姿の幼女型爆弾兵器というわけのわからない設定ですから。この説明で"にゅーたん"が何者なのか理解できる人はまずいないでしょう。ですが、安心してください。作中の詳しい設定を読んだところで、要するに"不条理な存在である"以上のことは特にわかりません。

 さらに、当初こそ大日本帝国陸軍が開発した兵器ということで、「鬼畜米英!!」といった戦時中の兵器らしいセリフや行動が目立った"にゅーたん"ですが、話が進むにつれて徐々にその設定も影を潜め、単なる毒舌幼女になっていきます。設定の矛盾ひとつ見つかっただけで論争が起こりかねない昨今、このファジーさは皮肉でなく染みるものがあります。マンガっていい加減でもいいよね、と。

 内容も悪ノリ一直線。捕鯨問題というテーマから思いついたのか、突然「美味しん坊! 万才」というサブタイトルで、某グルメマンガっぽい絵柄に変えてみたり、突然「大友美イチロウ」名義で世界的大ヒットSFマンガのパロディが始まったりと、まさにやりたい放題です。「こんなことして怒られないのか!?」どころか、今こうしてレビューを書いている僕もどこまで書いていいのか不安になってきます。

 実際には制作の過程で緻密な計算や判断を行っているのかもしれませんが、少なくとも一読して「ノリと勢いでやりやがって!!」と思わせ、笑わせてくれる作風と内容は、芸術作品疲れしたときには最高に楽しいもの。

 もちろん社会風刺をベースにしたギャグからメッセージ性を感じ取ったり、堕落した現代社会を批判する戦前世代の"にゅーたん"自身がやはりクズである点などを批評的に読み込んでも面白いのですが、個人的には荒ぶるバカマンガとして頭を空っぽにして読むのがもっとも作品の魅力を感じられるのではないかと思います。
(文=小林 聖)

『にゅーたん 1巻』著:友美イチロウ/講談社


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