辛酸をなめたからこそ本領発揮!?

整形・レズ・ドラッグ・売春etc 沢尻エリカ「芸能界の闇」で壊れていく役で女優復帰なるか

51PB5KNA97L.jpg*イメージ画像:『沢尻エリカ COLOR』フォーサイド・ドット・コム

 12月20日発売の「女性自身」(光文社)で、”デブ専の風俗嬢役”での女優復帰を報じられている沢尻エリカ。先日、自身のスキャンダル「別に…」をネタにしたスニッカーズのCMで若干注目されたものの、それ以降これといった仕事の話は聞こえてこなかった彼女にとっては、久しぶりの明るい話題といえるだろう。

 今回報じられたこの役柄は、女性に熱狂的な人気を誇る漫画家・岡崎京子最大の”問題作”とされる『ヘルタースケルター』(祥伝社)を原作としたもの。主人公のりりこは、元・デブ専風俗嬢で、全身整形で生まれ変わった人気絶頂モデル。「もとのままのもんは骨と目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」だけの全身整形美人である主人公は、完璧な美貌を持ち、一見何不自由なく芸能界を成り上がっていくことになる。しかし、深い心の闇と手術の後遺症、また芸能界という特殊な環境に悩まされ「壊れて」いく……という、一癖も二癖もある内容である。美容整形、レズ、3P、ドラッグ、芸能人売春など、まるで実際の芸能界と地続きであるかのようなリアルな世界観となっている。

 原作では、風俗嬢だった時代の描写はほとんどなく、あくまでもエリカ様が演じるのはトップモデル時代の華やかな部分とその陰の苦悩ということになるだろうが、実は”風俗嬢”よりもショッキングな箇所がある。主人公が、女性マネジャーとその彼氏を性的にいたぶる、という描写が随所に描かれているのだ。このシークエンスにはとにかく裸の描写が多く、どこまで原作に忠実にエリカ様が脱ぐことができるかも、話題になりそうだ。

 今回の報を受け、ネットでは、

「素行はどうあれ演技は出来るからな 」
「原作に漂う悲壮感を上手く表現できれば傑作になる可能性があると思う。 沢尻も演技力はあ
るんだから、あとは演出・脚本が原作に忠実であればいい 」

 などと、思ったほどエリカ様に対する批判や中傷などはない。これはやはり、主人公の破天荒な性格やスキャンダラスな生活と、エリカ様の世間的なイメージの差異がないからなのかもしれない。ネット上の原作ファンの意見では、ビジュアルのみで考えた場合、絶頂期の神田うのにやってほしいという意見もあったが……。

 離婚問題、事務所との契約問題、そして先日の暴力団幹部との同席写真流出など、復帰に向けてはまだまだ障害があると思われるエリカ様。実現されれば、一世一代のハマリ役となる可能性のあるこの作品で、女優業に完全復帰できることを願うばかりである。
(文=畑中ヘソ)

『フジテレビ ビジュアルクイーンオブザイヤー’02 「沢尻エリカ」』

 
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