国民的アイドルグループが消える日が来る?

「AKB48」vs「週刊誌」仁義なきスキャンダル暴露戦争! 運営の黒い過去からメンバーの乱交疑惑まで…

 アイドル界のトップに君臨するAKB48。連日のようにメンバーがメディア露出し、篠田麻里子(25)が初のセンターを務める新曲「上からマリコ」の発売も来月に控え、大島優子(23)が赤ちゃんを抱いたCMが印象的な公式プロバイダ「AKB OFFICIAL NET」を今月1日にスタートさせるなど、幅広い分野で話題を振りまき続けている。

 テレビ番組や雑誌グラビアなどではAKBメンバーの顔を見ない日はないと言えるほどの勢いを保っているが、トップに立てば同時に批判も起きるのが人気者の宿命。テレビ局やグラビア誌などのメディアがAKBを持ちあげる一方で、週刊誌メディアはAKBのスキャンダルを暴き続けており、国民的アイドルグループの知られざる”黒い一面”が浮き彫りになっている。

 「週刊文春」(文藝春秋)は7月、一部AKBメンバーが所属し、関連グッズの企画なども手掛ける「オフィス48」の芝幸太郎社長が過去に闇金や裏カジノ経営、パチンコの裏ロム販売などの違法ビジネスに手を染めていたと報道。芝氏はAKBの創始者の一人でもあり、AKBの実質的なオーナーともいわれる。同誌は8月にも、AKB48の運営会社「AKS」の窪田康志社長の”野球賭博スキャンダル”をスクープしている。また、「週刊新潮」(新潮社)は6月に、複数のAKBメンバーとセックスしたという男性の証言などを基に、メンバーの”未成年飲酒&乱交疑惑”などを報じた。

 さらに、あまり芸能ネタを扱わない「週刊朝日」(朝日新聞出版)までがAKB叩きに参戦し、11月4日号に「電話の主は”元”ヤクザ AKB48所属プロ社長の周辺取材中、本誌記者が受けた『口止め』電話」と題した記事を掲載。文春が報じた芝氏の”黒い過去”と関係の深い新情報を追って、芝氏の代理人弁護士に質問状を送ったところ、ある新聞社に務める元ヤクザの男性から「もう取材はやめてくれませんかね」と口止めを要求する電話があったという。

「その新聞社は一般的な新聞とは違った思想色の強い業界紙ですが、暴力団とも関係が深いといわれています。しかし、今回の口止めは元暴力団員の記者が、ある人物に個人的に頼まれて動いたようです。経緯については情報が錯綜していますが、週刊朝日が国民的アイドルグループの関係者を取材中に、元暴力団員から取材をやめるよう圧力を掛けられたのは事実。巨額のカネが動くようになったAKBの周りには、闇の深い人物たちが群がっていますよ」(週刊誌記者)

 「週刊朝日」にはAKBメンバーのリレー形式のインタビュー記事が連載されており、その最中に今最も業界が敏感になっている「暴力団との関係」を疑わせる記事を掲載するというのは、強烈すぎる不意打ちだ。「週刊文春」も、AKBメンバーをグラビアに起用しても容赦なくスキャンダル記事を載せており、AKBとズブズブになるつもりはないという強気な姿勢がうかがえる。

 島田紳助(55)の引退や「暴力団排除条例」の影響により、暴力団との交際は一発アウトになりかねない。運営側であっても、動かぬ証拠が出てくればAKBの活動に深刻な影響を与えることになるだろう。芝氏や窪田氏の記事は”黒い交際”があると思えるような内容だが、両氏やAKB運営は記事を否定しながらも正式な抗議はしておらず、疑惑は払拭できていない。「週刊朝日」が追っている芝氏の”新情報”が明らかになった時、AKBがアイドル界の頂点から転落するようなことにならなければいいのだが…。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

『AKB48×週刊プレイボーイ2011』

 
黒いのはどちら?

amazon_associate_logo.jpg

men's Pick Up