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今、BS・CS業界がアツイ!!

「大人の笑い」ってナニ? エロ? グロ? いやいやそうじゃなくて...


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※画像:『東京カレンダー 2009年 08月号』より

 地上波放送の完全デジタル化に伴い、廃止されたアナログ周波の空き領域を利用して新たに開局した新BS各局。今10月には12局が加わり、来年3月には7局が追加される予定となっている。しかし、従来のBS放送の印象とは違って多くの新局は有料の放送。CSやケーブルで視聴できたペイチャンネルが、BS放送という枠で見れることになったに過ぎないとも言える。とはいえ、多チャンネル放送の普及を悲願とするCS業界にとっては、BS視聴可能世帯数を取り込めるチャンスとして捉えている模様。それもそのはず、CS視聴可能世帯数が全国で約900万世帯に対し、BS視聴可能世帯数は約2000万世帯。ざっと倍以上である。これらの世帯がBS経由で多チャンネルの魅力に気づいてくれれば幸いというわけだ。そんな経緯もあってか、近頃盛り上がっているBS・CS業界。今回の記事では、この10月より始まったBS日テレの新番組を紹介したい。

 冒頭、10月から放送を開始したBS新局のほとんどが有料と書いたが、今回紹介するBS日テレに関しては従来どおりの無料放送である。今記事を読んで、番組が気になった読者にはぜひ見てもらいたいと思う。

 その番組とは毎週木曜日の夜10時から放送している『竹中直人の大人の笑い』(BS日テレ)。竹中直人がナビゲーターとして登場する新感覚のバラエティー番組である。なにが新感覚かというと、笑いの生まれる過程がテレビで垣間見れるという点。地上波デジタルのバラエティー番組でたびたび巻き起こる爆笑というものとは縁遠いが、毎週1組の人気芸人を取り上げて、笑いの生成過程を辿る手法は今までになかったものといる。笑いのメカニズムを解き明かすような実験的な方法は、まさに「大人の笑い」というタイトルにふさわしい。

 今年6月に放送された単発時には、ネタの完成度に定評のある東京03をゲストに迎えた『大人の笑い』。番組制作サイドから出された彼らへの要求は「新しい笑いを作ってくれ」という1点。しかし、東京03からすれば、それは常に心がけていること。それではただのネタ作りになってしまうから、と言って制作サイドに人物設定を依頼。それを元に即興コントを演じ、それからネタを作るという方法を提案する。そうして集まったスタッフによる人物設定は30案に上り、それらを次々に即興で演じる東京03。もちろん、まったくイメージの膨らまないキャラクターも多いながら、それらを切り捨て、手応えのあったキャラクターでネタを作り上げていく。そんな様子は、バラエティーというよりドキュメンタリーそのもの。そして最後には完成したネタを披露。見事に作り上げられた東京03の世界には、笑いながらも感心してしまう。

 そうしてレギュラー放送の始まった『大人の笑い』。初回のゲストは、近頃めっきりテレビでは2人揃ったところを目にしない次長課長。彼らが新しい笑いを生む方法として選んだのは、番組のコンセプトとも相通ずる「ドキュメンタリー」というもの。しかし、東京03の時とは違って、台本なし演出なしにこだわったことで、番組そのものの次長課長を追うというドキュメンタリー性は破綻。彼らの扱った「現代の若者」というテーマも、いかにもステレオタイプなもので、次長課長の試みが成功したとは言いがたい。しかし、それもまたこの番組の魅力といえるだろう。あくまで大人の笑いを追及する実験番組なのだから。

 第2回放送時のゲストは、コントと漫才を自在に操るサンドウィッチマン。彼らが新しい笑いを生むためにとった方法は、他人のネタを元にするということ。つまり、番組によって集められた若手芸人たちのネタの中から、サンドウィッチマンが気に入ったものを自分流にアレンジするという方法だ。もちろん元ネタの披露もあり、完成したサンドウィッチマンのネタとの比較は、「なるほど」という感心と「さすが」の笑いを同時に起こしてくれる。

 残念ながら第3回目の放送は、初回放送時の次長課長のアンコール放送となったが、良く解釈すればこの番組がそれだけこだわっているということだろう。出演芸人たちにとって、「60分という枠を好きなように使って、新しい笑いを作ってくれ」という番組の要望は、期限付きではなかなか難しいのかもしれない。ただ、そういった緩さもまたBSの魅力といえる。地上波のバラエティーに飽きたら、普段押さないリモコンのボタンを押してみてはいかがだろう。

(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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爆笑してました

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