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「テレビ局はすぐ有吉の番組を始める」社会派芸人になりそこねたカンニング竹山のぼやき


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※イメージ画像:左『カンニング竹山単独ライブ
「放送禁止 2012」』
ポニーキャニオン/右『オレ
は絶対性格悪くない!』
太田出版

 4月1日に放送されたTBSラジオ『たまむすび』にゲストで出演したカンニング竹山は、レギュラーコメンテーターをつとめていた『やじうまテレビ!』(テレビ朝日系)を降板することになった事情を聞いて、驚いたという。本人は番組リニューアルに伴う卒業という打診を受けていたのだが、『たまむすび』MCで、テレ朝の『モーニングバード!』でも司会を務めている赤江珠緒らは、「朝早い番組で、芸人仲間と飲みに行けないという理由で自分から辞めた」と説明されていたというからだった。

 竹山は「そんなことあり得ない」と完全否定し、返す刀で「テレビ局はなんだかんだですぐ有吉の番組を始める!」と、お得意のキレ&ぼやき芸で笑いを取っていた。

 もちろん、有吉とは仲がよく、信頼関係があるからこその発言なのだが、実はこの一言に、テレビ局の独自性のないキャスティングや番組作りへの彼なりの警鐘も含まれている。

 実際に、有吉弘行は今度のクールでも、嵐の櫻井翔と組む『今、この顔がスゴい!』(TBS系)、『有吉反省会』(日本テレビ系)と2本のレギュラー番組がスタートし、テレビだけでも計13本ものレギュラーを抱える大ブレイク芸人になっている。

 このブレイクは、有吉ならではのセンスに加え、毒舌を売りにしながらも、スタッフや共演者への気配りができる人間性にも支えられているのは周知の通りだが、カンニング竹山もまた、下積み時代に不動産屋でアルバイトを10年近く経験し、一般常識を持ち、さらに周囲の芸人からの信頼の厚さに定評のある人格者でもあったりする。

 そのためか、一昨年末から堅めのニュース番組にも出演し、コメンテーターとしての評価も上がってきており、新しい切り口で勝負をかけたいところであっただけに、今回の『やじうまテレビ!』の降板は残念であっただろう。だが、それ以上に、このような手段で自分の番組降板を説明してよしとするテレビ局スタッフのことなかれ主義も歯がゆく映ったのだろう。

 最近のバラエティでは、一時期のネタ番組で実力の伴わない若手芸人を量産した反動からか、有吉や竹山はもちろん、サンドウィッチマンやバイきんぐ、ずんといった、下積みの長かった実力派芸人に人気が集まる傾向にある。彼らのような苦労人は、一つの番組が命綱になるだけに、非常にモチベーションが高く、「スタッフと一緒に番組を作る」という姿勢で、企画から参加したり、アイデアをだしてきたりと、やる気が高く、それにつられてスタッフのモチベーションもあがっていくという相乗効果もあるだろう。その結果、朝~昼帯の情報番組はともかくとして、テレ朝のゴールデンバラエティと深夜番組は視聴率・評判ともに高い。

「元々深夜番組は、低予算で実験的な面白い番組を作ってゴールデンでも勝負できるようにするという、モチベーションの高い若いスタッフやキャストが多いんです。ただ、ここ数年は、テレ朝、テレ東以外では、それまで深夜番組で腕をふるっていたスタッフがゴールデンに移動になり、今まで以上に予算も削られ、事なかれ主義のスタッフが増えたりして、熱気も薄れつつあったんですね。それが、いざテレビが危ないと言われるようになり、現状を変えたいという意識が高くなってくると、アンテナの感度がよく、小回りも利く深夜バラエティに注目が集まります。おかげで、徐々にですが、面白い空気がよみがえってきています」(放送作家)

 竹山もこの空気を肌で感じている一人なのだが、それだけに、旧態依然として時代の流れを読めないでいるワイドショー番組への不満もあったのではないかと思われる。

「確かに、朝・昼のワイドショーの基本的なスタイルは40年前から変化していませんね。もちろん、MCを変えたり新しいコーナーを設けたりと、テコ入れはしているのですが。ワイドショーや情報番組の視聴者も、昔は専業主婦がほとんどだった。しかし現在は年配の男性や若い学生なども見ていて、ターゲットを絞り難い。結局新しいことをやるリスクよりも、安定を選ばざるを得ないんですよね」(前出・放送作家)

 さらにテレ朝に限らずに言えば、ブレイクした有吉の冠番組をゴールデンタイムに続々とスタートさせる「タレントにおんぶに抱っこ」のスタイルそのものも、テレビ局の旧態依然とした体質を表しているだろう。

 有吉は確かに腕があり、オネェ、ジャニーズ、アイドルと、どんな人と組ませても、一定のクオリティを維持することができるタレントであるが、本人は常に危機感を持って番組に臨んでいるし、その姿勢はすべての芸人たちが感じ、尊敬している。だからこそ、有吉の資質だけに頼った番組作りが増えれば、あっという間に消耗するだろうし、どこからかバッシングも来るだろう。

 だからこそ竹山がボヤいた「すぐ有吉の番組を始める」という皮肉は、テレビへの警鐘と読めてしまうのだ。この一言を、テレビ局やスタッフ、そして視聴者たちはどのように受け止めるべきだろうか?
(文=潜水亭沈没)


『ブラっと嫉妬~ドント・ミス・嫉妬~』


有吉さんの竹山さんいじりはおもしろい

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