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過酷な実体験こそルポ漫画の命!

190キロのデリヘル嬢・本物の母娘ドンブリetc 他の追随を許さない「潜入ルポ漫画界」の雄・桜壱バーゲン


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突撃ルポマンガの帝王・桜壱バーゲン氏

 世に潜入ルポ漫画は数多くあれど、桜壱バーゲンほど奇跡的にくだらないエピソードを力技で引き寄せる漫画家は他にいない。作りは一切なし、どんなに過酷な取材でも自らが体験して鋭い観察眼で漫画化する。他人に取材を委ねないからこそ溢れ出す圧倒的なリアリティ。

 リズミカルなストーリー展開、グロテスクなまでの人物描写、精緻を極めた描き込みと、長いギャグ漫画家生活で培った技術を惜しみなく投入した潜入ルポ漫画は他の追随を許さない完成度を誇る。

 先頃、氏が2006年から2011年に渡って描き続けた珠玉の潜入ルポ漫画が『バカ潜入!』(ミリオン出版)というタイトルで1冊にまとめられた。ほとんどの潜入ルポ漫画が雑誌掲載のみで読み捨てられていく中で、これは奇跡的なことである。それだけ桜壱バーゲンの潜入ルポ漫画が"スペシャル"であることの証左であろう。

 数日後にAV男優体験取材を控えていた桜壱バーゲン氏に、『バカ潜入!』刊行までの道のりを直撃した。

──どういうキッカケで潜入ルポ漫画を始めたんですか?

「今から7年前ぐらいに『漫画実話ナックルズ』編集部から風俗潜入ルポ漫画はできますかってオファーがあったんです。その前から某誌で風俗体験漫画は描いてたんですけど、それは編集が取材したものを漫画にするだけ。しかもウソばっかりで、女の子の写真を渡されるんですけど、ブスなのに実物よりも可愛く描いてくれという注文だったんですよ。取材と言ってもプレイは実際にしてないし、ウソを描くのが嫌になったんですよね。そんな時にきた潜入取材の仕事だから、積極的に請けたんです。それがキッカケになって、幾つかの雑誌から風俗潜入ルポ漫画の仕事がくるようになったんです」

──潜入デビューはどこだったんですか?

「千葉にあった連れ出しができる中国人の怪しいパブでした。ただ印象に残っているのは編集者なんですよ。その編集が待ち合わせ場所の駅に現れるなり、『ビデオカメラで隠し撮りしなきゃいけないのでセッティングしますけど、企業秘密なんで誰にも言わないでください』と。どんだけハイテクなのかと思えば、手さげカバンの一部をくりぬいてビデオを入れるだけで、レンズがピカピカ光ってるんですよ。それで行くんですかって訊いたら、『そうです。これスゴく良く撮れるんですよね』って、そりゃそうだわと。思いきりレンズが見えてますからね。しかも本人は『ヤクザ絡みのところで隠し撮りをするので、見つかったら指の1本は覚悟してください』って、目を充血させて興奮してるんですよ。一種の変態ですよ。それで、『女の子がカメラを見るようだったら注意を逸らしてくれ』と事前に言われて、なんとか潜入取材は無事に終わったんですけど、その編集が女の子をラブホに連れ出したら、『あなた隠し撮りしてるでしょう』って完全にバレてたんですよ。『大丈夫。違うよ』の一言で済んだみたいですけどね。その編集者とは、その後も長い付き合いになるんですけどね。後に違う雑誌で、そのキャラが面白いってことで漫画にありのままを描いたら、読者にウケたんですよ。本人は物凄く嫌がってたんですけど、とにかくネタに困らない人なんです」

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190キロのデリヘル嬢。体の一部からヌルヌルした謎の液体が出ていて「脂肪が
噴き出してるんとちゃうか」と思ったとか。『バカ潜入!』より。(C)桜壱バーゲン

──もともとプライベートで風俗は行ってたんですか?

「今でもそうなんですけど、風俗は嫌いなんですよ。嫌いと言うかお金がもったいない。同じ理由でキャバクラにも行かないんです。この料金で欲しいモノが買えるのになとか思っちゃうとバカらしくて行けないんですよね」

──じゃあ裏風俗も潜入取材が初めてだったんですか?

「それが初体験が大阪の松島新地にあるチョンの間で。15歳の時にウチのオヤジのスーツを着て、友達と二人でパンチパーマをかけて裏風俗デビューをしたんですけど、それっきりプライベートでは行ってないですね。表の風俗も両手で数えるほどしかないですからね」

──2008年に"浪花ともあれ"名義で出版した『ニッポン縦断仰天フーゾク』は、全て裏風俗の潜入ルポ漫画で占められていますが、どの地方が一番印象に残っていますか?

「一番濃かったのは二泊三日の三重県旅行ですね。最初に松坂の本サロに行ったんですけど、ありえないほど可愛いコがついたんですよ。しかも19歳と若くてスタイルも良くて、この単行本の中に出てくる風俗嬢では一番最高ですね。ところが次に行った鳥羽のフィリピンパブ街が最悪で、オバサンしかいないんですよ。客自体がいないから女の子も少なくて、自動的に隣に座ったシーサーみたいな顔のフィリピーナを連れ出して一応ヤリました。それで一日目が終了して、二日目は売春宿だらけの渡鹿野島に行ったんです。ここも外国人ばかりだったけど、名古屋で風俗嬢をやっていたという日本人の女の子が唯一いて。よく見たら魔女みたいな顔だったけど、連れ出してドピュッと出して、その夜には最終目的地である浜島温泉に移動して、ここでは熟女のフィリピン人と生でヤッちゃったんです」

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バーゲン氏ならではの過激な体験談

──よく体が持ちますね~。

「この取材は二泊三日が基本だったんですけど、多い時は一日で3軒回ってました。よく一日に何度も射精できますねって言われることが多いんですけど、あくまで仕事ですよ。本当は嫌で、一回出したら酒飲んで帰りたいですよ。そもそも風俗取材に行く時って、性欲が全くないんですよ。普通は風俗ってムラムラしてから行くけど、仕事だから全くワクワクしないんですよね」

──性病を伝染されたことはないんですか?

「カンジタは時々なったりしますね。あとクラミジアもあるけど、他の性病はないですね。風俗の女の子より素人の方が危ないですよ。まあ浜島温泉にいるフィリピーナが定期的に性病検査してるとは思わないですけど(笑)。もう、どうなってもいいやって感じで突撃してました。今度のAV男優体験取材のためにエイズ検査を受けたんですけど、身に覚えがあり過ぎて、結果が死ぬほど怖かったです」

──射精に対するこだわりが一流のAV男優クラスですよね。

「ウソはナンボでも描けるんですよ。取材だから出さなくても勿体ないってないじゃないですか。でもそこら辺はこだわりがあって、ちゃんと出さないと読者に悪いって気持ちがあるんです」

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都内最高齢デリヘル嬢のTさん77歳! 元銀座のデパガで、旦那が死んだのを
きっかけに風俗デビューしたのが1年前。『バカ潜入!』より。(C)桜壱バーゲン

──風俗情報雑誌『俺の旅』でも長期に渡って風俗体験ルポ漫画を描いてましたが、特に酷かった取材はどこですか?

「石垣島のチョンの間ですね。宮古島もそうだったんですけど、離島って本当にロクな風俗がないんですよ。地元のタクシーの運ちゃんに案内して貰ったんだけど、オバチャンばっかでロクなのがいなくて断ってたんです。でもさすがに3軒目で、断ったらダメだなと思ったら出てきたのがチェ・ホンマンみたいな顔した60歳ぐらいのおばあちゃんで、一番酷いのが最後に出てきたんです。しかも背がデカくて、全身が和彫りの刺青なんですよ。歯も抜けてて最悪だったけど、何とかやり遂げましたよ。射精後に編集長に、ちゃんと俺は仕事したよってのを見せたくて、『実は俺、熟女画家なんですけど、俺の描くモデルになって欲しいから写真撮らせてください』って言ったら、いろんなポーズを全裸で取ってくれて。それをスナックで待ってた編集長に見せたら『オエ~ッ!』って吐きそうになってました」

──どんな相手でも射精できるのはスゴいですよね。何かコツはあるんですか?

「頭の中でミス・ユニバースの世界大会とかを思い浮かべるんです。そりゃあ目の前の実物を見たらダメです。一種のオナニーですよ」

──ピーク時はどれぐらい風俗体験ルポ漫画を描いてたんですか?

「ピーク時はオリジナル漫画が疎かになって、風俗体験ルポ漫画だけで毎月4誌やってたんですよ。北海道に二泊三日で行って帰ってきた翌日に沖縄に行くとか、1週間ずっと取材とか、描くよりも旅行してる方が多かったんです。全部ガチで行ってたから本当に大変で、チンポの休まる暇がないんですよ。ペンじゃなくチンポが仕事道具でしたよ。さすがに限界がきて、今はレギュラーだと風俗体験ルポ漫画は1誌だけです。だから今はチンポがキレイですよ(笑)」

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本物の母娘と禁断の親子どんぶり。娘の方が元ソープ嬢の母親を自分の働く
風俗店に誘ったという。『バカ潜入!』より。(C)桜壱バーゲン

──『バカ潜入!』では風俗の他にも宗教タウンや心霊墓地、デブ専ホモ雑誌撮影現場やゲイビーチ、ボランティア参加やガチナンパなど、いろんな場所に突撃取材を敢行していますが、どういう流れで風俗以外の取材をやることになったんですか?

「『バカ潜入!』にも収録しているんですけど、『漫画ナックルズGOLD』っていう雑誌の中で『射精極道』っていう連載をやってたんです。それは"射精を極める"をテーマに、デブ専を極める、老け専を極める、オナニーを極めるなど、雑誌が休刊するまで1年間続けたんです。それが、かなりハードな取材だったんですけど人気があったので、本誌の『実話漫画ナックルズ』でも取材漫画の仕事が入るようになったんです。一番最初に風俗以外の取材をやったのは西成のドヤ街で、当初は西成におばあちゃんの立ちんぼがいるから、それを取材しようと。ついでに地元のおっちゃんたちとチンチロリンをやるとか、編集と二人でいろんなことをやろうって企画だったんです。でも、いざ行ったらオッサンたちが本当に怖くて、一言も喋らずに見てるだけ......。しかも野良犬がいっぱいいて、狂犬病を持ってるらしいからヤバいんですよ。結局、オッサンたちは一切接することができなかったんですけど、漫画にしてみたら面白かったんですよね。それから風俗以外の取材モノをやることになったんです」

──『射精極道』は強烈ですよね。190キロのデリヘル嬢とか、77歳のデリヘル嬢とか、本物の母娘ドンブリとか、表の風俗とは思えないキワモノが続々と登場して圧倒されます。かなり際どいネタも多いですけど、クレームがきたことはないんですか?

「ありますよ。女装を極めるの回で、新大久保にある女装ヘルスに行ったんです。ここは客を女装させて、女王様がいじめるんです。タッチすらしちゃダメなんですけど、そこで本番をやって漫画に描いたんですよね。店名は伏せてたんだけど、俺の顔写真を使ったコマの背景に写っていた衣裳部屋で店長にバレちゃったんですよ。それで編集部に電話がきて、『その漫画家を連れてきて、どの女がヤラせたのか名前を教えろ!』って凄んできたんですけど、俺は自分はどうでもいいけど女の子の名前は言いたくなかったんですよ。そのコに迷惑がかかりますからね。結局は俺がウソを描いたってことにして、それを編集長が報告に行ったら『そうだよな。しょせん漫画なんて嘘ばかりだよな』って店長が言ってたらしくて、それがムカついてね。結局、そこは潰れちゃったから『バカ潜入!』にも再録できたんですけどね」

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書くも涙語るも涙の珠玉の体験レポ!

(取材・文=猪口貴裕/写真=石川真魚)

10月10日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「バカ潜入!」出版記念トークイベント『バカ潜入ナイト!』開催!
「バカ潜入!」に登場する歴代担当編集者他ゲスト多数。
当日は本に掲載できなかった取材の危ない秘蔵写真や動画も公開。
詳細は阿佐ヶ谷ロフトAまで。
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

『漫画家 桜壱バーゲンのブログ』
http://blog.livedoor.jp/b_sakuraichi/

『バカ潜入!』


突き進めバカ!

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