デブ専? ポチャカワ? いえ、デブカワの時代です!!

20121030debukawa05.jpg圧倒的な肉感には、もうひれ伏すしかないのだ。デブカワが正当に評価される時代がきたのか?

 現代日本の嗜好は細分化は、例えば熟女やJKと年齢層から、メガネ、ニーソク、それにメイド、巫女など……ファッションや職業、ディティールもますます多様化している。本サイトでも紹介した「男の娘」など、性別すら超えてしまい、どこまで行くのかまったく予断を許さない状況だ。そんな中、さらに新たな局面が。それが、デブで可愛い!  「デブカワ」なのだ!! 今まで一部マニア(?)だけだと思われたデブ専が、今や嗜好の一端を担っているという。 そんな「デブカワ」さんたちが一同に集うイベントが、10月27日・新宿のロフトプラスワンで開催された。これは潜入してみるしかない!!

 会場は、ほぼ満杯。というか通路が狭い。そこに、我こそ“デブカワ”といったふくよかな女性たちが、おりしもハロウィン、思い思いのコスプレをして嬌声を上げている。そして、そんなデブカワ目的の男たちが目を光らせる。これがオールナイトイベント『デブカワNIGHT』(正式名称:ぽちゃぽちゃハロウィン「デブカワNIGHT」)だ。

 今回2回目というこのイベントは、パフォーマンス、出会い、そしてデブカワクィーン(ミス・ファットウーマンコンテスト)を決めるのだという。

 まさに、熱い、暑い、厚い一夜だ。

 会場で出迎えてくれたのは、ジ○イ子のコスプレをした(2D世界そのまま!)。主催者のクリスチーネさん(※ジ○イ子が漫画家時のペンネームです)。

──どうして、こんなイベントを開催しようと思ったんですか? 

クリスチーネ「もともとデブ専出会いSNSを主催していたんです。そうしたら、集まる娘、集まる娘、みんな出たがりで。だったら集まってイベントやって、男も見つけちゃおうという単純な発想で始めました」

──デブっていうとネガティブなイメージありますが、成功させる自信はありましたか?

クリスチーネ「ネガティブさは全然ないです(笑)。少なくとも、皆楽しんでます。あと別のイベントでも太った女性が好きな男性がいるのは確信してましたから、上手くマッチングができればと思っていました。マニアの人だと、セルロースのたるみ方とか、お腹の段数とか、極端な方ですと体脂肪率30%以上、体重100kg以上でないとダメって人もいるんですが、そんなDNA的な嗜好でなくても、このぐらいならイケルという男性たちもいると思うし…。付き合ってみたら、OKだった。さらに体重増えてきた。って後天的な人もいると思うんです(笑)。今回出演の女の子達は、オールナイトなので20才以上、あと、身長から体重を引いた数値が90以下で、3桁(の体重)大歓迎ってことで募集してるので、カジュアルな男性にも幅を持たせてます」

 「身長マイナス体重が90以下」って幅があるのか……。しかしなるほど、周りの娘たちはとにかく明るい。自己紹介代わりに唐揚げやドリンクをおねだりされるのも、このイベントならでは(?)。行き来するスタッフも「すっごいペースで食事が出てきます。厨房がフル回転っす。あと空調もフルで下げてます」と悲鳴を上げていた。

20121030debukawa04.jpg会場には、歌とお笑いとトークを愛する黒人マルチタレントMeraさんの姿も。

 イベントでは、デブカワ・コスプレショーや、セクシー過ぎる撮影会(有料・希望者参加型)、今回結成されたアイドルユニットDBK48(5名で480kgという説も)、デブカワ女王様の緊縛、デブっ娘芸人漫才、ロールケーキ一本食いなど、とにかくデブカワの可愛らしさが徹底的にアピールされた。 

20121030debukawa06.jpg本家には出せない「DBK48」の揺れる肉パフォーマンス
20121030debukawa07.jpgコスプレイヤーのLUUさん(左)と蝶月真綾さん。真綾さんには以前インタビューさせていただきました

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