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貸金業の総量規制によって風俗店も青息吐息


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※イメージ画像:『闇金ウシジマくん 1 』/小学館より

 昨年6月18日、貸金業者から一般消費者に対する貸付総額を借り手の年収の3分の1以下に制限するという、いわゆる「総量規制」が実施された。これは「改正貸金業法」の一環で、キャッシングなどの利用限度額を収入の3分の1までに制限するというもの。すでに導入から10カ月近くが経過している。

 さて、昨年6月ごろに前後して、マスコミは「借金難民を増加させる」「庶民はテレビも買えなくなる」などという記事や特集を連発。総量規制を一方的に「悪法」とする報道を立て続けに行った。

 しかし、実情を見れば総量規制によって多重債務の問題は少しずつではあるが解決に進んでおり、方向性としては正しいと言わざるを得ない。そもそも、返済能力を上回る貸し付けをする方がおかしいのであって、借金を返す力のない人に貸すから借金苦の問題が生じるのである。そして、借金をしなければ生活できない人々がいるという現実は、借金ではなく社会福祉の問題だ。

 それに、今までは「借金は自己責任」「借りた金は返すのが当然」などと借り手を攻撃していたマスコミの、手のひらを返したようにまるで借り手の味方をする振る舞いには、無節操という言葉が思い浮かぶばかりである。
 
 さて、総量規制によって影響を受けたものがいくつかある。例えば、風俗とパチンコの利用客が昨年から急激に減少しているというのだ。ある業界関係者が言う。

「昨年の秋から年末にかけて、パチンコホールの閉鎖が増えてきています。どうやら、キャッシングができなくなったお客さんが、ホールから離れていってしまったらしいんです」

 現在のパチンコは、庶民の娯楽というにはカネが掛かり過ぎる状況になってしまっている。無駄なリーチアクションの増加によって回転効率が悪く、大当たり回数がそれだけ少なくなってしまう機種がほとんどだ。結果的になかなか勝てないのである。1万円や2万円など、それこそものの30分から1時間で消えてしまうことも珍しくない。そこで、消費者金融などのカードキャッシングに頼る向きが少なくなかった。それは、風俗関係も同様だ。

「去年のお盆なんてまるでダメ。全然お客さんが来ないもの。それで、年末年始も、やっぱりひどかったわ。ここ何年かで、一番静かだったんじゃないかしら」(都内のデリヘル経営者)

 長引く不況で給料も上がらず、ボーナスも大して増えない。それどころか、ボーナス減額というケースも珍しくない。そうした状況で、キャッシングでパチンコ代や風俗代を賄っていた人々も、総量規制によって楽しみを控えざるを得なくなったということなのだろう。

 総量規制に反対する人々は、キャッシングを規制することで経済が停滞すると主張する。しかし、返済能力を無視したキャッシングというものは、労働による生産性で得られる収入を当てにできないことから、必然的に別の借り入れに頼らざるを得なくなる。つまり、「借金のために借金をする」という状況に陥ってしまい、そんなことを繰り返せば、いつかは破たんするのが目に見えている。いわばネズミ講のようなものだ。借金を続けなければ維持できない経済など、最初から破たんしているようなものである。

 今は風俗やパチンコだけかもしれないが、もしこれまでの市民生活の豊かさの一部が借金に支えられていた可能性が少なからずあるとしたら、いずれはほかのレジャー産業にも影響が表れてくるかもしれない。
(文=橋本玉泉)

『アイフル元社員の激白―ニッポン借金病時代 』


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