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レディー・ボーイがCAに!? オカマ大国・タイの挑戦


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※画像はイメージ画像DVD『ニューハーフ in パタヤ 微笑み天使AVデビュー01』より

 日本列島の約1.5倍の面積の陸地に、およそ6,600万人が暮らす、東南アジアの王国、タイ。敬虔な仏教徒が多く「ほほえみの国」としても知られ、物価が安いことからバックパッカーを中心とした日本人旅行客に人気の国でもある。

 そんなタイの持つ側面のひとつが、性転換の盛んな、世界最大の「オカマ大国」であることだ。タイの性転換者は一般に、「レディー・ボーイ」と呼ばれている。彼女たちの美貌は世界的にも有名であり、タイの性転換者に惚れ込んだアーティストの平沢進は、彼女たちを指して、「SP-2(第2の女性)」と呼び、写真集も刊行したほどだ。

 そんなタイの航空会社「P・C・エア」で、このほど、客室乗務員に性転換者を採用することが発表された。今年4月から航空便の運航を開始する予定の同社だが、既存の航空会社と料金以外の面で差別化を図るための方策として、「性転換スッチー」を大々的に利用する戦略のようだ。容貌や声色がホンモノの女性により近い性転換者を優先的に採用するとのことで、早くもタイ国内では大きな反響を及ぼしており、同社の便では、タイでもトップレベルの美女(元・男)たちの接客が期待できるだろう。  タイでいうところのレディー・ボーイたちの中には、水商売の従事者が相当多い(タイに限った話ではないが)。西原理恵子のマンガのような、東南アジア系のルポルタージュの愛読者にはもはやおなじみだろうが、売春に及ぶゲイやレディー・ボーイは多く、そのためHIVなど各種性病の罹患率も、非性転換者と比べて高くなっている。

 レディー・ボーイをスチュワーデスに登用するというP・C・エア社の試みは、この現状の打開に向かう一歩として、タイ国内のセクシャル・マイノリティたちから、早くも支持の声が上がっているようだ。

 4月の運航開始に向け採用された30人の客室乗務員のうち、性転換者は4人。「話題作り」が目的であるとみられるが、レディー・ボーイという生き方がある程度以上に認められているタイならではのPR方法だと言えるだろう(少なくともイスラム教国や、あるいは保守的なキリスト教徒の多い米国中西部では、とても考えられないことである)。

 ただし、生まれ持ってのセクシャリティとは関係なく、レディー・ボーイになる(あるいは、それを装う)タイ人男性もいる。「売春するためにレディー・ボーイになる」といった経済的な理由もあれば、兵役免除のため、という理由もある。

 タイでは、徴兵制が施行されており、韓国のように、兵役対象者全員を徴兵するのではなく、常備軍の定員を充足させるためにくじ引きが行われ、当選者のみが徴兵される仕組みだ。だがレディー・ボーイの場合、くじ引きの結果徴兵されることになっても、「強く勇敢な兵士になれそうになく、軍の風紀も乱れる恐れがある」との理由から、徴兵免除になっているという。

 CIAファクトブックの調べによると、約1,800万人の兵役対象人口のうち、実際に徴集される適格者は約1,070万人となっている。この差約700万人のうちのどれだけが「オカマ」であることを理由とした兵役免除なのかは不明だが、同国において「女装しての兵役逃れ」が社会問題になっているのも事実だ。

 そんなタイ国軍では、レディー・ボーイの人権への配慮の動きも始まっている。これまでは兵役免除の理由に「精神障害者」と記載されてきていたものの、「就職やローンの審査で不利になる」との抗議を受けて、同国軍徴兵局長のソムキアット将軍は、免除理由に「第3の性別名を記載する」と宣言。タイではセクシャル・マイノリティの問題が、国をゆるがす事態にまで発展しているようだ。  

 ところかわって、世界最大規模の「オカマランド」である新宿二丁目を擁する、東京都新宿区。この街に天高くそびえ立つ東京都庁舎、そこに君臨する石原都知事の、ある発言が問題視されたのが昨年12月のことだ。

「子どもだけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている」

 この発言には、二丁目のゲイをはじめとした性解放派から、大きなブーイングの嵐が巻き起こった。多くの「オネエ系」タレントがテレビに登場するようになり、視聴者にとり見飽きた感があるのも事実だが、「平気で」という言い方には、やはり差別意識が垣間見える。都の姿勢がこうである以上、日本国内では、CAに性転換者を抜擢するといったようなことは、まだまだ難しそうだ。  

 石原都知事をはじめ、「モラル」を盾にとってセクシャル・マイノリティを攻撃する人々は各国に多い。そういった意味では、レディー・ボーイたちの職業選択の自由に風穴を開けたタイの事情は、幾分か開明的であるといえるだろう。「性転換者の働き口が水商売しかない」という状態がいつまでも続くほうが、よっぽど不健全だと思うのだが。
(文=タコ野パウル)

街で噂の看板娘はニューハーフ

美しさでは日本も負けず劣らず。

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