「伝説の女優になりたくない!!」アジアの女神、夕樹舞子が電撃AV復活劇の裏側を語る

maikoPLA-001-001+.jpg歳を重ねるごとに輝きを増す夕樹舞子嬢

 1995年にデビューするやトップAV女優となった夕樹舞子嬢。小悪魔系美少女の元祖とも言える魅惑のキャラで一世を風靡したが、一番の業績は何と言ってもAV女優初のアジア進出にある。香港、台湾のメディアに登場すると、その凛とした美しさから映画女優並みのVIP待遇を受けたという逸話も有名だ。そしてついたあだ名が、「アジアの女神」。まさしくアジアを代表するセックスシンボルとして君臨し、伝説の女優と呼ぶにふさわし存在となった。現在は浅草ロック座所属のストリッパーとなり、当時の美貌もそのままに現役バリバリで活躍している。そんな彼女がなんと10年ぶりにAVの新作『復活 夕樹舞子』【プラチナ(ダスッ)】を発表し、早くも話題になっている。そこで、復活に至った真意を聞き出すべく、直撃インタビューを慣行した。

──夕樹さんといえば、アジア進出を果たした功績が大きいですよね。今現在も香港、台湾などでAV女優さんが活躍していますが、その土台を作られたのが夕樹さんですよね。

夕樹舞子(以下、舞子) そうですね。ありがたいことです。

──当時は苦労もあった?

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舞子 はい。香港が中国に返還される前でしたから、日本人に対する偏見も残っていましたし、撮影に関しても香港スタイルというのがあって、最初は戸惑いましたね。日本の現場は女優を大事に扱ってくれるのに対して、香港はマスコミの方が上で女優は下という考えなので、そのバランスの違いに驚かされたんです。時間の感覚もまるで違うので、朝イチでスタンバイしても、収録がスタートするのが昼過ぎということもざらでした。

──そんな隠れた苦労の末に「アジアの女神」の称号を勝ち得たわけですね。最近ではストリップでの活躍が有名ですが、なぜ今になってAVに復帰しようと思ったのでしょう?

舞子 最近、伝説の女優とか言われてるでしょ? 私自身は何をやっていても、夕樹舞子は現役のAV女優だと思っていたのですが、世間はそうじゃないのだと知ってショックを受けたんですよね。それで、そろそろ出ないといけないのかなと思いまして。

──AVが恋しくなった?

舞子 恋しいと言うかね、私はAVを辞めたつもりなかったんですよ。ただ出ていない期間が気ついたら10年経っていたと言うだけで。たしかにAVには出演していないけど、ピンク映画やVシネなど似たものには出ていたし、ブランクを感じてはいなかったんです。

──2000年にもムーディーズから一度復帰作を出していますよね?

舞子 そうですね。デビュー当時は、AVに対する苦手意識が強くて悩んでいた時期もあったのですが、それから時間が経っていたし、そろそろ大丈夫かなって思ったんですけど、やっぱり苦手だなって。こんなこと言ってはいけないんでしょうけど(笑)。

──何が苦手だったんですか?

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舞子 実は私、恥ずかしがり屋というか、性的なこと自体が苦手で。当然、仕事上、得意としなくてはいけないし、得意だと思ってる人もいるでしょうけど、なかなか慣れなくって。その苦戦が重なって今に至ってるんです。けれど、もう私もいい加減オトナですからね。今度こそ、AV女優・夕樹舞子として頑張ろうと思ったわけです。

──それは意外な!! ステージの上では大胆になってるはずなのに?

舞子 いや~、実はステージでもいまだに恥ずかしいですよ。一番恥ずかしいのは着替えの時。いつも端っこでコソコソっと脱いでますからね。新人の女の子がガバ~っと脱いでるのを見て、「ちょっと楽屋だよ?」って注意するんですけど、「いや、姐さん。楽屋だからこれでいいんですよ?」って言われちゃって。

──たしかに最近の若い子は脱ぐことに抵抗がない子が多いですね?

舞子 でしょ~。私なんて銭湯でさえ恥ずかしくって。いつもヘアーを必死で隠しながら入ってますからね。やっぱりストリップに出てると、ヘアーのカットが綺麗すぎておばちゃんたちの注目を浴びちゃうんですよ。もう恥ずかしくって前かがみになって必死で隠してます。こんな発言、アダルトの仕事してる人間の言葉として相応しくないでしょうけどね。

──常に羞恥心を持ち続けることも、仕事を長く続けていく秘訣なんでしょうか?

舞子 そうなのかもしれませんね。意識してるわけじゃないけど。

──今回の復活に関してファンの反応は?

舞子 賛否両論ありましたね。ただ、この復帰によって私が少しでも成長できたらラッキーだなと思い決めたことなので、間違いではなかったと思ってます。

──アダルト業界の頂点を極めたにもかかわらず、まだ成長したいという欲がある?

舞子 極めてませんよ。やはり変化していくものだから。現場で求められることも違うし、新たな出発だと思っています。

──久しぶりにカメラの前で脱いだ心境は?

舞子 緊張しすぎて、変なところから汗が吹きだしてきてビックリしました。デビュー作と同じくらい緊張したと言ったらおかしいかもしれないけれど、実際同じくらいガチガチだったんです。

──プレイ内容としては新人女優と同じくらいソフトなものでしたけどね?

舞子 え? あれがソフト!? 私が経験した中では最高にハードでしたよ。3Pでしょ、あとは電マですか。これはないですよ~。健康器具でしょ?

──初体験ですか?

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舞子 話には聞いてましたけど、実際に使ったのは初めて。3秒で無理。実際にやってた時間は判らないけど、体感としては2時間続けて電気責めされてた感覚で、それからしばらく身体が痺れっぱなし。何を持っても指がブルブル震えてましたからね(笑)。

──3Pも初経験なんですか?

舞子 そうなんです。最初は忙しいものなのかと思っていたんですけど、それを感じさせてくれないんですよ、男優さんのリードが上手くって。それに、予想に反して気持ちよかったのも驚きましたね。というのも、3Pというのは以前は強姦やレイプの類だったんですよ。怖い人に後ろから無理矢理ヤラれちゃうというイメージしかなかったので、まさかこんなに平和的に気持ちいい3Pがあるなんてね!!

──他にも以前と違う点はありましたか?

舞子 台本が薄いことですね。全部、端折って書いてあったので、準備稿なのかと思ったくらい。前は台本はブック形式で作られていて分厚かったし、簡単な段取りが書かれた準備稿とシーンごとの指示書みたいなものもあったので、何冊も持ち歩かないといけなかったんです。それで、よく現場で無くしちゃって大変だったんですよ。昔は台本カバーというのがあったんですよ。

──映画級ですね?

舞子 そう。映画と同じでしたよ。演者ごとの脚本があって、表紙も付いてたし、顔写真もついてたし。

──作り手と演者も映画を撮ってる感覚と全く同じだった?

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舞子 そうですね。そこは全く同じだったと思います。けれど、最近は最新鋭の撮り方をしているので、前がよかったという気はしてませんよ。たとえば滑車を使って撮っていたシーンも今では、手で持って撮影出来ちゃうんですよ。「そうやっちゃうんだ~」って思ったけど、話を聞いたらカメラも技術も進歩してるからブレないんですって。凄いですよね。スタッフさんの手際もよくなったし、カメラも進化したから素晴らしいですよね。

──今回の復活は長く続けて行く予定ですか?

舞子 せっかく復帰したわけですから、できるだけ長く頑張っていきたいなとは思っています。

──今後挑戦してみたいことは?

舞子 復活2本目に撮った主観作品が私にとっては新鮮で、今後も続けて挑戦したいと思いました。それから、私には女性のファンが多いので、女性が買いやすく、女性が喜ぶツボを抑えた作品に出演したいですね!

──将来の目標は?

舞子 デビュー以来、目指していることはハリウッド映画に出ることですね。そのためにカンフーを習ったり、チャイニーズ系の映画を研究して頑張ってます。どうか、今後も夕樹舞子を宜しくお願いいたします!
(取材・文=文月みほ)

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