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ニセ巨乳よ、さようなら


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※イメージ画像 photo by Malingering from flickr

アメリカ発

 アメリカでは『ベイウォッチ』で有名なパメラ・アンダーソンなどのセレブ、そして一般女性までもが、明らかにニセモノと分かる巨大な胸を揺らして闊歩している姿をよく見かける。しかし、そんな巨大なニセ胸は、外から見ると中に入っているシリコンバッグの形がいかにも不自然に、はっきり見えてしまっている場合が多い。いったい、タ○ガーはなぜこのような女性たちに惹かれたのか、日本人の目からみると理解に苦しむが、アメリカ人男性はいかにニセモノと分かっていても、やはり巨乳にファンタジーを感じてしまうようなのである。

 しかし、そんなアメリカで最近、子供向けメディアを中心にアメリカ映画とテレビ界を仕切るディズニー社が、ニセ胸を入れている女優を大ヒット作の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の次回作に採用することを拒否したという。確かに、明らかにニセモノの胸を揺らした女性が、子供たちの観る「健全な映画」に出演していれば、確かに教育上よくないと言えるだろう。

 そして、イラクやロシアなどで最近女性によるテロリスト攻撃が増加しているせいか、ニセ胸の中にはシリコンではなく爆発物が入っている可能性がある、という記事が新聞に掲載されたりもしているという。どうも、ニセ胸を入れている女性は最近、受難の傾向にあるようだ。

 そんな中、アメリカ人女性もニセモノの胸で男性の視線を集めることの虚しさや、体にメスを入れて異物を挿入することの不健康さを分かってきたのか、それともただの不況の影響なのか、アメリカにおいて豊胸手術の数が近年初めて減少した、とアメリカ美容整形外科学会から発表があった。イギリスのリサーチ会社ミンテル社は、将来この数はさらに減少するだろうと予測している。

 ニセ胸など入れなくても、まずはエクササイズで体を引き締めたり、髪型やお化粧に気を遣えば、女性はびっくりするほど綺麗になるものである。男性側も、巨乳には目が行っても、実際は胸のサイズなどほとんど気にしていない場合が多い。それに、見かけだけならば、最近はプッシュアップブラという便利なものがある。いつクビになるか分からない不況の世の中で、$5000(日本円で約45万円)近くもかかる豊胸手術をパスして、その代わりに$50のプッシュアップブラに投資するのは健全かつ当然のことであろう。
(文=相馬 佳)

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