村西とおる監督のブログ本がヤバい!! 浅田真央をもその気にさせる必殺テクを公開

muranishitooruTOP.jpgとても今年62歳になるとは思えないパワフルさ!

「ワタクシなぞただのエロ事師でございます。私はいかなる圧力にもこびへつらうことなく『かかってこいや~』と吠える人間であることを、この本を出すことによって知らせることができたという喜びを、今、しみじみ感じております」

 そう語るのは昭和最後のエロ事師の異名を持つAV監督の村西とおる氏である。現代人の活字離れが進む中、今、書店を賑わせているのはブログ本。旬の芸能人であれば勿論、一般人であってもアクセス数が多い話題のサイトともなれば大手出版社からの出版依頼が殺到する。そんな中、一日に13万件というアクセス数を誇りながらも、多くの出版社が尻ごみし、なかなか書籍化に至らなかったのが、この村西とおる監督のHP「村西とおるチャンネル」内の公式ブログであった。そのブログが去る3月25日に様々な圧力をはじき返し、遂に『村西とおるの閻魔帳「人生は喜ばせごっこ」でございます。』として発売。早くも話題となっている。(出版に至った経緯については「日刊サイゾー」に掲載してあるので是非参照していただきたい)

 さて、村西とおる監督といえば、誰もが周知の通り「アダルトビデオの帝王」と称され、昭和を代表するAV監督。裏本の制作・販売によってエロ業界への進出を果たし、そこで得た莫大な資金を元に北大神田書店やクリスタル映像を設立。監督自らが男優となり、カメラ片手に撮影までも担当する「ハメ撮り」方式を生み出し、女優に向かって「ナイスですね~」と放つ爽快な決まり文句は、村西監督を語る上での代名詞にもなっている。また精子を女優の顔にぶっかけるザーメンシャワーを開発したり、ワキ毛女優として名をはせた黒木香を世に送り出すなど、AV界のみならず芸能界に至るまで残した功績は計り知れない。まさに時代の寵児として愛された一人であったが、その裏では、裏本の摘発にはじまり、アメリカでの撮影中に起きた入国ビザ問題。さらには未成年者をAV出演させてしまう等、7回に及ぶ逮捕歴とそれに伴う莫大な借金を抱えていることも有名である。

 そんな村西監督の綴るブログ本には危険なネタも満載。さすが時代の寵児だけあり、交友関係は実に多方面へと広がっており、AV業界は勿論、芸能関係者の友人も多数。そして、それら友人、知人から得た芸能界の裏話を全て実名で明記してあるのだ。そこに明かされているのは、女優・島田陽子さんの恐るべき夜の処世術や、故・石原裕次郎氏に惚れていたとある俳優の話など、これまで芸能関係者の間で封印されてきた話ばかり。

 しかしながら、このブログ本の魅力はなにも苦労話や暴露話ばかりではない。全ての話題がノスタルジックな昭和の昔話ではないことこそが最たる魅力なのだ。今年62歳を迎える監督ではあるが、かつて想いを寄せていた銀座のホステスのママを黒木メイサに例えてみたり、最近話題になった結婚詐欺女について考察してみたり、全てが『今』を見据えたものばかり。他にもどんなにか滑稽で悲惨な時事ネタであっても、昔はよかった云々と悲観的なオチをつけることはなく、むしろいかにして立ちあがろうか、いかにして乗り越えようかと闘志を奮い立たせてくれるものであるのだ。実際、数々の苦難を乗り越えてきた経緯を告白する文章も多く、人生論や生と死を見つめる文辞も目だつ。「前科7犯、借金50億の人間に怖いものなどない!」と、語るその力強い語り口こそが、人生に疲れた社会人をはじめ、将来への不安から活力を失った若者達から人生の応援歌として評価を受け、脅威のアクセス数へと繋がっているのが事実なのである。

 そんな魅力と活力あふれる村西監督に男気を感じた我々メンズサイゾー取材班は、早速、都内オフィスにお邪魔し、現代社会に疲れ闘争心を失い、草食系男子と呼ばれている現代人男性を再び「漢」として奮い立たせる言葉を頂戴してきた。

──最近の若者は草食系男子と呼ばれセックスに対する欲望が失われつつあります。そこでセックスの魅力をガツンとお聞かせ願えませんか?

「動物の発情期が1年に2回3回しかないのと違って、人間は24時間365日セックスしたいと思うことができる。それはなぜかと言えば、常に死の恐怖を感じて生きているからですよ。いつでも自分の細胞を残さなければならないというプレッシャーがそうさせているんです。その中で自分の中の生命力は破壊され続けているわけだけど、それを再生させる力は『喜び』なんですよ。絶望の反対は希望でもユーモアでもない。セックスの絶頂。この快感によって、人は死と相対することができ、若返ることができるんです。得るものが大きければ乗り越える力も湧くしね。私はね、吉永小百合様が7泊8日の湯布院旅行に一緒に行ってくれると言うのであれば、アフガンでも戦場でもいけますよ。神様が与えてくれた死の恐怖というものを気が狂うことなく乗り越えていくためには、セックスの喜びしかないんだよ。そこまでセックスを真摯に受け止めなくてはならないんです」

──逆に肉食系女子についてどう思いますか?

「実際、AVによって男性神話は崩壊したんだよ。女性が一晩に20人、30人とセックスできることは証明されたけれど、それに対して男性は1発2発スペルマを発射したらそれで満足する生き物なんだって分かってしまったからね。だからAVを知る女性にとって、男の『性』なんて見下しているわけです。それに、AVによって女性が『セックスでもっと気持ち良くなっていい』『乱れてもいい』と知れ渡ってしまったからね。だからこっちがピンポンのつもりでも、女性はフットボールくらいの熱量を求めてくる。けれど、それはちっとも悪い事ではないと思うよ」

──では、どうすれば今の若者がセックスをしたがると思いますか?

「セックスに変わる喜びが他にたくさんあるから、したがらない男が増えたんだろうね。音楽だったりアニメだったりゲームだったり。そして、そういうものに夢中になる理由の奥底には、『傷つきたくない』『バカにされたくない』という思いもある。へたに女性に迫って『何よアンタ』なんて言われたくもない。だからこそAKBみたいに世の中のことを何も知らない存在にばかり興味を持つわけだ。生存競争が嫌で、怒られる、貶されることに耐性がない。だから性的な冒険もしない。そういう恐怖心を解き放ってあげて、セックスの喜びをもっと知れば、雄としての野生の本能が目覚めると思うんだけど。生身の女性の良さをどう伝えるか、導くかというのも我々の使命になってくるんだろうね。学校じゃ教えてくれないから」

──とはいえ、AVでのセックスは特殊なものではないかと思うんです。それを知らず、当然のように「ゴムパッチン」(男優が射精の際に素早くコンドームを外し、女優の顔などにかける行為のこと)をする若い男性が増えていると聞きましたが、どう思いますか?

「そんなのごく一部ですよ。我々が子どもの頃に、相撲をとって力道山の空手チョップを真似してみたのと同じで、男なら一回や二回真似したいと思うこと。そう大袈裟に考えることじゃないです。ただ私が顔面シャワーをやってみせたのは、正真正銘セックスをして射精してます、というのを見せるために様式的に取り入れたことで、実際に顔にかけたからどうのこうのというわけではないということは知って頂きたいですね。イク時はやはり彼女の膣の中の奥深くに思う存分発射して脳震盪を起こすくらいの快感を得る方がよろしいでしょう。コンドームを付けたままでもいいんですよ。だから女性もね、AVを真似して顔面騎乗をやったらいいんですよ。まぁ、何でも試して、次のページを開きたくなるようなセックスをすればいいと思いますよ。若いうちは真似していいんです」

──村西監督は今でも現役でセックスをされているとの事。どうやって女性を口説いているのでしょうか?

「まず何ごとも恐れず妄想してみることだね。最近の若者は想像力が足りないよね。浅田真央ちゃんとセックスしたいと思ったらどんな計画を立てる? まずは住んでるところを突きとめて、宅急便の兄ちゃんの格好して、潜り込んで犯してしまおうと、こうなるわけだ。無理な話ですよ。けれど、私くらいになると考えることが違う。山奥に旅行に行ったら、たまたま真央ちゃん一家も同じ場所にいて、なんとお父さんが運転を誤って今にも谷底に落ちそうになって怪我をしている。そこで私は救急車代わりにお父さんを病院まで連れて行き、すぐに立ち去ろうとするんだけど、真央ちゃんが引き止めるわけですよ。私は訳あって名前を申し上げることはできないので、私のことは忘れて下さいと言うんですけれど、その後、お父さんはお元気ですかと連絡をすると、真央ちゃんは『もしかしてアナタは村西監督ではありませんか?』と言う訳ですね。そして今度はお母さんが不治の病になったと言うので、私は中国でどんな病にも聞く丸薬を買ってきたから試しに飲んでみてはいかがですかと送るわけですよ。その時、私は着信記録を残して電話をしてしまい、1週間後に真央ちゃんから電話がかかってくるんです。お母さんは良くなりました。つきましてはお礼をさせてくださいと。そして人目を忍んでホテルで会うことになり、気がつけば真央ちゃんはベッドの上で大開脚。バンクーバーでみせたあの大開脚をして待っているんです。服も脱ぎ去り小陰唇を指で開いてどうぞ抱いて下さいと言うんですね。だったら私も恥をかかせてはいけない、とこうなるけです。無理がないでしょ?」

──つまりプラス思考のイメージトレーニングを重ねることが、セックスや女性への恐怖心を払拭するということですね?

「それだけじゃない。ワイセツな妄想力は日本のビジネスマンにとって活力なんだ。たとえばね、私は初対面の女性にだって、会った瞬間に無理のない一期一会のセックスのシチュエーションを妄想することができる。数々の妄想を重ねてきてるから発想することに瞬発力があるんだ。それを磨くためにはまずAVを観ることから始めればいい。AV研究は知的研究を重ねること。その妄想力が仕事において発揮されるようになれば新製品を生み出す原動力になり、新しいアイディアになる。仕事が上手くいけば自信もつき、精力も旺盛になるでしょう? 先程も言った通り、セックスの喜びが生きる喜びとなっていくという仕組みですよ!」

──最後にメンズサイゾー読者さんにメッセージをお願いします。

「著名人の一人として自分自身の生きた道筋を語ることで、人様への応援歌になるのではないかと出版に踏み切り、その役割を果たせたことが今の喜びです。なにも驕り高ぶった気持ちはないんです。もしご批判がございましたら、どうぞ存分に書いて下さい。事実を事実として受け止めていただけたらと思っております。この本はアメリカに行ってメソメソ泣いてる豊田のお坊ちゃんのような人に是非読んで貰いたいですね」

 還暦を超えた今も強欲なまでのセックス欲と生きる活力を保ち続ける村西とおる監督の人生を我々は真似ることはできない。しかし、このブログ本が監督が経験した想像を絶する労力と、絶世の美女をも堕とした無限の快楽とを重ねた末に書かれたものだと公言する限りは、綴られた文字ひとつひとつは、発射した精子一匹一匹も同じ。その遺伝子は、疲れ果てた現代人の新たなる生命の源となるに違いない。どうか男性も女性も、どんな元気な子を宿してくれるのかと期待しながら読破して欲しい。

(取材・文=文月みほ)

『村西とおるの閻魔帳  「人生は喜ばせごっこ」でございます。 』著:村西とおる/コスモの本刊

 
「面白い!」このひと言がすべて! 同時代に生まれたことに感謝!!

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