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メンズサイゾー事件簿

「リアルスポーツ」(旧・「内外タイムス」)休刊で風俗の業態が激変


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公式ウェブサイトは「リアルライブ」と名前を変え、
同サイトの運営を担当していたウェブ制作会社「フェイツ」の元、存続することに

 去る11月30日、夕刊紙「リアルスポーツ」(旧・「内外タイムス」)を発行していた株式会社内外タイムス社(本社・東京都江東区)が東京地裁へ自己破産を申し立て、同日開始決定を受けた。事実上の倒産である。帝国データバンクや東京商工リサーチなどによれば、負債総額は約26億7700万円とのこと。

 「内外タイムス」は、かなり以前から経営面での弱さが指摘され続けており、「いつまで続くか」などと噂されてきた。それでも、根強い固定購読者がいたことや、自民党などの政党や霞ヶ関の官公庁、警視庁や東京消防庁、岸記念体育館の体協記者クラブ、NHKのラジオ・テレビ記者会(通称・第一記者クラブ)などに加盟していたこともあり、粘り強く発行を続けていた。そして2009年9月、創刊60周年の節目に紙名を「リアルスポーツ」に変更。リニューアルによる復興を図っていた。

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創刊当時から使用されていた『内外タイムス』のロゴ。

 しかし、不況による売り上げ部数の低迷、風俗広告の規制強化による出稿の減少などにより、経営が悪化。紙面刷新によっていくらか持ち直したかに見えたが、ファン層の一部であった競馬愛好家らがリニューアルにより「競馬コーナーがなくなった」、「『ナイガイ』がなくなった」などと勘違いしたため、週末の発売号の売り上げが激減するという事態も発生した。

 このようなことから、存続は難しいと判断されたと考えられる。

 「ナイガイ」というと、風俗に競馬、ストリップなどの娯楽夕刊紙というイメージが強いが、創刊当時は政治や社会、時事問題などがメインの硬派な内容構成だった。それが高度成長期以降の昭和40年代になると娯楽性を前面に押し出し、サラリーマン層の支持を集めて部数も増やした。

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硬派な記事も多かった『ナイガイ』。民族派運動のカリスマ、赤尾敏氏も登場していた。

 さて、「ナイガイ」の得意分野といえばストリップや競馬などの他、アダルト面では三行広告の充実がそのひとつに挙げられよう。他の夕刊紙、スポーツ紙などの三行広告に比べ、「ナイガイ」の三行広告は、量もさることながらバリエーションの豊富さでも群を抜いていた。ホテトルや大人のパーティーといった風俗系の「営業」広告は定評があり、それらを目当てに定期購読するものも少なくなかったと言われる。ほかにも、風俗店従業員などを募集する求人系や、ビデオや精力剤などの販売系、スワッピングパーティーの参加者を募集する「雑件」など、あらゆるジャンルを網羅していたのは、「ナイガイ」の三行広告だけであった。

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ストリップの記事や広告も充実していた『ナイガイ』。

 先頃から、「ナイガイ」はインターネットでも三行広告のサイトを立ち上げていたが、こちらはデリヘルなどが主体であり、紙媒体のものとは比べ物にならない。

 そのため、「ナイガイ」の三行広告に依存している風俗の業態のなかには、今後はその存続が危ぶまれているものも考えられる。

 昨今、デリヘル一辺倒となり、マイナーな業態が激減している風俗の状況に、「ナイガイ」の休刊がさらに拍車をかける可能性も否定できないのではなかろうか。
(文=橋本玉泉)

『倒産したらどうなる? どうする?』宝島社


世知辛い

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