攻守交替となり、ベッドの上で仰向けになる筆者。いきなりフェラしようとするサキコちゃんに対し、「最初にキスして」とお願いする。
さらに、キスの後で乳首舐めをたっぷりしてもらってからフェラスタート。
び、微妙なフェラだな…
正直イマイチだった。歯こそ当たらないものの、ただ咥えて頭部を上下に動かすという単調なフェラだった。
ま、仕方あるまい。これが普通の素人女性の一般的なレベルだろう。ここでフェラチオ講座を開催しても良かったのだが、それが“凶”と出てしまう可能性もある。
とはいえ、せっかくの申し出だ。すぐにフェラを中断させるのは礼を失する行いだろう。
そこでシックスナインを提案。素直に応じるサキコちゃん。ここから黙々と互いの性器を舐めあう時間となる。
ドクドクといった勢いでマン汁を分泌させるサキコちゃんのマンコ。筆者の顔の下半分がビチョ濡れとなる。
しかし、なかなかイッてくれない。フェラすることに集中するあまり、イキたくてもイケないのかもしれない。
そんなシックスナインを20分近く続けてからいよいよ挿入することに。
コンドームを素早く装着して、前回同様正常位でインサート。キスしながらピストンを仕掛ける。
はっ! このままではまたあっさり果ててしまう!!
キスを中断し、上半身を起こす。そしてチンコの挿入角度を調整し、下から上に向かってGスポットをこそぎ取るようなイメージでピストンを開始。
さらに、右手の親指の腹でクリトリスをコネコネ。
「す、すっごい!! ショーイチさんっ! そ、それ気持ちいいですっ!」
ここでマン圧が急激に高まってきた。彼女が昇りつめているのだろう。
歯を食いしばり、射精を堪える。ここが勝負どころだ。
た、頼む! は、早くイッてくれ!
天に祈りながら腰を振り、親指を動かす。
「い、イッちゃうっ!」
これ以上はないと思っていたが、マン圧がまた高まってきた。もう限界だ。
ふぅ。
コンマ数秒の差だったが、なんとかサキコちゃんをイカすことに成功。
しばし余韻を味わってからチンコを引き抜く。
そして、コンドームをチンコからブラ下げたまま、すかさずお掃除クンニを開始する。
「えっ! だ、だめっ! よ、汚れてますよ!」
「大丈夫。全然汚くないよ」
「で、でも…」
「お願い。このままもう少し舐めさせて」
数分かけてお掃除クンニを行ってから、サキコちゃんに見えるようにしてコンドームを外す。
「ごめんね。無理やり舐めちゃって」
「だ、大丈夫です。た、ただビックリしちゃって」
「どうしても感謝の気持ちを伝えたかったんだ。だから、ありがとうって気持ちを込めて舐めてたんだ」
「は、恥ずかしいです」
「嫌だったかな? もし嫌なら次のデートでは終わった後に舐めないようにするよ」
「え?」
「サキコちゃんさえ良かったらこれからもまた会ってくれるかな?」
「い、いいんですか?」
「うん! 来週でも構わないし、また半年後でも構わないからサキコちゃんからの連絡を待ってるね」
「は、はい」
帰り支度を終え、ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送る。こうして無事に二度目のデートが終了。前回は前戯でしかイカせられなかったが、今回は挿入でもイカすことに成功。十分及第点を与えられるはずだ。
それでも3回目のデートが実現するかどうかは五分五分といった感じだろう。
あまり期待することなくのんびりと彼女からの連絡を待ちたいものだ。
(文=所沢ショーイチ)