トコショークンニに涙した女性、ふたたび
エクスタシーを知らずに年をとり、そのまま生涯を終えてしまう女性は不幸だ。
せっかく神様が「イク」という機能を与えてくれたのだから、それを味わうことなく死んでしまうのは創造主への冒涜と言えるかもしれない。
無償の愛の伝道師を自称する筆者としては見過ごせない事態だ。この命尽きるまで、ひとりでも多くの女性を救いたいものである。
ある日、筆者のLINEに1通のメッセージが届いた。
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お久しぶりです、ショーイチさん。
お忘れかもしれませんんが半年くらい前に新宿でお会いしたサキコです。
突然の連絡でごめんなさい。
また会ってほしくてLINEしました。
いかがでしょうか?
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送り主のサキコちゃんは、今から半年くらい前に筆者愛用の出会い系サイト【イククル】でゲットした独身女性。彼女とのデートの模様は当コラムでも紹介している。
どんなに疲れていても、いざベッドに入るとなかなか寝付けない。筆者は若い頃から寝付きが非常に悪く、眠りに落ちるまで数時間以上かかることもザラだったりする。
忘れるわけがない。なにしろクンニの最中に感動のあまり泣いてしまった女性なのだから。
LINE交換したもののその後一切連絡が来なかったので、完全に諦めていたのだが…。
この望外のお誘いに乗らないわけがない。大急ぎで返信し、翌日に新宿で待ち合わせすることになった。
待ち合わせ場所は前回と同じ新宿のドン・キホーテ前。半年前とほぼ同じ容姿のサキコちゃんと無事に合流。
彼女の容姿はほぼ半年前と同じだった。アニメ「機動戦士ガンダム」のミライ・ヤシマみたいな地味顔で、スタイルは中肉中背といった感じ。どこにでもいそうな“普通”の女性だ。
強いてサキコちゃんの特徴を挙げるなら色が白いことだろう。色白の女性が好きな筆者にしてみれば、見ているだけで涎が出てきそうなご馳走とも言える。
「久しぶりだね、サキコちゃん。元気にしていたかな?」
「はい。なんとか元気にしてました」
「本当にありがとうね。また会ってもらえてすっごく嬉しいよ」
「い、いえ。急な連絡なのに時間作ってもらえて私のほうこそ嬉しいです」
「いいや。俺のほうが嬉しいね。サキコちゃんの10倍は喜んでいるんだから」
「フフ、ショーイチさんは変わらないですね」
「え?」
「私、本当は男性の人としゃべるのが苦手なほうなんです。でも、ショーイチさんとしゃべっていても嫌な感じがしないんです」
「そ、そうなの? 俺は普通に会話しているつもりだったけど」
「普通じゃないですよ。この間会った時からずっとそう思ってたんです」
「それは褒めてくれてるのかな?」
「はい」
エロスの権化のような筆者である。本来なら隠しきれない下心のせいで女性に安心してもらえるわけがない。彼女いない歴52年の理由の大部分はこのエロスのせいだろう。
しかし、出会い系遊びの場合は別物だ。
最初から“ヤル”ことを前提にして会うので、下心を隠す必要がない。それゆえ、肩の力が抜け女性の気持ちを汲み取る余裕ができるのだ。
その後、世間話しながら歌舞伎町を横断して前回と同じラブホテルにチェックイン。
ここから話題を下ネタに切り替える。