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こんにちは、マイカさん。
都内の会社員、ショーイチ・40歳です。
さきほど、マイカさんの書き込みを見ました。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、マイカさんとまったりした時間を楽しみたいです。
あ!
今日は仕事が休みなので、待ち合わせ時間は何時になっても大丈夫です!!
もしお返事いただけたら、私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討してもらえたら嬉しいです。
では!
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こんなファーストメールを送信したところ、数分ほどで返信が届いた。
やはり積極的に写メを送るとアピールするのはとても有効な作戦だと言えよう。この手のサイトに登録している大多数の男性ユーザーは、顔写真を公開していないからだ。
マイカちゃんへのアタックに出遅れていた筆者だが、この作戦が奏功したのだと思われる。
そこからすぐに話がまとまり、新宿アルタ前で待ち合わせすることとなった。
約束の10分前に到着した筆者は、ドキドキしながら猿顔のマイカちゃんが来るのを待つ。そして、ほぼ時間通りにそれらしき女性を発見!
うん、うん、やっぱりメンコイのぉ…
サイトで見た通りの顔だった。ある程度の画像加工は覚悟していたのだが、写真そのまんまだ。
頬の筋肉が緩まないよう表情を引き締める。そして、キモがられない程度の笑みを浮かべながらゆっくり彼女に近づく。
「こんにちは、マイカちゃんだよね?」
「あ、はい。ショーイチさん?」
「うん! さっきサイトで約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」
軽くお辞儀しながら挨拶するマイカちゃん。その礼儀の正しさに、胸がキュンキュンしてしまう。
射精するのが目的の出会いだが、彼女なら余計な心労をすることなく楽しめそうである。
「それにしても、本当に可愛いね」
「え? な、なんですか、恥ずかしいですよ」
「いやいや、サイトの写真より何百倍も可愛いと思うよ。写真写りが悪いって言われたりしない?」
「べ、別に普通だと思います」
「そうなんだぁ。でも、俺にとっては本当に嬉しい誤算だよ」
「そ、そんなぁ。普通ですよぉ」
軽いジャブのつもりで容姿を褒めたのだが、こちらの想定以上にボディに効いている様子だった。
彼女の仕草やしゃべり方からして、あまりチャラい出会いの場に慣れていないのだと思われた。矢継ぎ早に褒め過ぎるのもよくないので、ここで話題を切り替える。
「ちなみに、実物の俺はこんな感じだけど、大丈夫そうかな?」
着用していたマスクをずらし、顔を全部見せながら聞いてみることにした。
「はい。ショーイチさんも写真で見るより実物のほうがずっと素敵ですよ」
グヌヌヌヌっ!
褒められることに慣れていない筆者にとって、この攻撃は強烈だった。
なんて返せばいいのか頭に浮かんでこない。このままでは嬉しさのあまり顔中の筋肉が緩んでしまいそうだ。
毎朝鏡で己の顔を見ているので、その緩んだ顔を見せるのは危険だと百も承知している。まさにドスケベ顔といった具合で、この世の全ての女性がドン引きしてしまうのは間違いないだろう。
慌てて咳払いしながらマスクを着け直す。
「じ、じゃあ、とりあえずホテルに向かいながら話そうか?」
なんとかその場を誤魔化し、彼女を先導して歩き始める。
このままヤられっぱなしでは筆者の気が収まらない。褒めてもらったからには、その何倍もお返ししたい。
だが、可愛いねだけの一辺倒では芸がない。かといって、「安室奈美恵に似てるね」というのは微妙な褒め言葉だろう。
マイカちゃんの見た目は黒髪で、清楚系の洋服だった。ふた昔前に流行ったアムラーとは真逆といった具合だ。
そんな彼女に安室奈美恵っぽいと伝えたら、顔が猿っぽいと言ってるも同然ではないか。ここは安室奈美恵というキーワードを出さないほうが無難だろう。
仕事の話や趣味の話といった世間話をしながら歌舞伎町を縦断。そしてお目当てのラブホテルの前に到着した。
「じゃ、もう1回聞くね」
「え?」
「本当に俺みたいなので大丈夫? 今ならまだ引き返せるよ」
「フフ、全然大丈夫ですよ。あ! もしかして、ショーイチさんが引いてるんですか?」
「と、とんでもない!! 俺は今日一度も嘘をついてないよ。マイカちゃんが可愛いから舞い上がってるくらいなんだ」
「それじゃあ、よろしくお願いしますね♪」
「こ、こちらこそ」
チェックインを終え、室内でふたりきりとなる。
手洗いとうがいをしているマイカちゃんの姿を、後ろからじっくり視姦する。
スレンダー体型で、オッパイのサイズにはあまり期待できそうにない感じだ。それでも、ウッキキーの愛くるしい顔なので、大当たりの部類に入るだろう。
クンニや手マンで彼女の顔がどんな風に変貌するのか? 想像しただけで愚息がムクムクと大きくなってしまった。