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こんばんは、サキコさん。
都内の会社員、ショーイチ・39歳です。
先ほどサキコさんの書き込みを見ました。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、是非サキコさんと楽しい時間を過ごしたいです。
今日はずっとヒマしているので、待ち合わせは何時でも大丈夫です!
あ!
お返事を貰えたら私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、検討してもらえたら嬉しいです。
では。
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こんなファーストメールを送信すると、ものの数分で返信が届いた。
すぐに写メ付きの返信を行い、あっさりと約束が成立。
駅から離れた所で待ち合わせしたいというのがサキコちゃんの要望だった。そこで、歌舞伎町入口にあるドン・キホーテの前で待ち合わせすることとなった。
た、確かに可もなく不可もない普通だ…。
待ち合わせ場所に現れた彼女を一目見て、安心した。普通を自称するおデブちゃんや不細工ちゃんではなかったのだ。
サキコちゃんの顔はほっぺたがちょっと膨れていて、目は小さめ。正月遊びの「福笑い」に描かれているおかめ顔を想起してしまう。
誰かに似ていると思ったのだが思い出せない。無難な挨拶を交わし、ホテルに向かうこととなった。
その道中、サキコちゃんが誰に似ているのかようやく思い出せた。アニメ「機動戦士ガンダム」でホワイトベースの操舵を担当していたミライ・ヤシマに似ていたのだ。
だが、それを口にしても意味がないだろう。ガンダムを知らない可能性が高いし、もし知っていたとしても「ミライ・ヤシマに似てるね」と言われて喜ぶ女性は少ないだろうから。
ラブホに到着すると、やたらと室内をキョロキョロするサキコちゃん。
「もしかしてラブホテルとかあまり入ったことないの?」
「はい。7、8年くらい前に一度使っただけです」
「え? それじゃあエッチはどこでしてたの?」
「か、彼の家でしてました」
「その彼氏とは?」
「あ、大丈夫です。もう2年くらい前に別れているので」
「じ、じゃあ、もしかして今日は2年振りのエッチってことなのかな?」
「は、はい。そうです」
これはますます責任重大だ。久しぶりのエッチに幻滅しないよう、とことん楽しんでもらわねばならないだろう。
同時に少しばかり不安になった。それだけご無沙汰でも平気だったということは、セックスに対する欲求が希薄なのかもしれない。もしそうなら、マンコを濡らすのに苦労するのでは?
もっと色々と問い詰めたかったが自制する。下手にエッチのことを聞いたら、彼女が前の彼氏を思い出してしまうだろう。セックスを始める前にそんな真似はさせられない。
別々にシャワーを浴びてベッドインすることになった。
彼女が恥ずかしがらないよう、照明をギリギリのところまで暗くする。
久しぶりのエッチに嫌悪感を抱かないよう、ソフトなキスを仕掛ける。
すると、サキコちゃんのほうから舌を使ってきた。こちらの唇をチロチロと舐め出したのだ。
こちらも同じようにお返し。ふたりで相手の唇を舐めまわす。しばらくすると、彼女の舌がこちらの口内に侵入してきた。ここから堰を切ったかのようにディープなキスが始まった。
5分くらいディープキスしたところで、オッパイ愛撫をスタート。
しっとりと手の平に吸い付く真っ白な肌。これぞもち肌というヤツだ。
一般的には「色の白いは七難隠す」と言われているが、出会える系サイト遊びの場合は「色の白いは百難隠す」と言って構わないだろう。
これでもかとばかりに愛情をこめ、ソフトなオッパイ愛撫をスタート。細心の注意を払い、サキコちゃんに痛みを与えないよう徐々に愛撫の力を強める。
気が付くと、彼女がメトロノームのように左右へ首を振っていた。
決して嫌がっている様子ではない。声を漏らすまいとして必死にこらえている感じだった。
ここは下手に声をかけないほうがいいだろうと判断。そのままクンニの体勢に移行する。
だが、クンニを察知したのか急にサキコちゃんが股を閉じた。このままでは舐められない。
もしかしてクンニされるのが嫌なのか? 信じがたい話だが、世の中にはマンコを舐められるのを嫌がる女性というのも少なからず存在している。サキコちゃんもそのタイプなのか?
こういう時は、「マンコ舐められるの嫌なの?」と問うては駄目だ。このように質問した場合、もしその通りだったら女性はコクンと頷くだけで肯定することになってしまう。
そんな事態を避けるため、ちょっとだけ強気に出ることにした。