しばしの休息を挟み、その後、攻守交替。
数分ほどフェラしてもらったところでコンドームをつけ、彼女に四つん這いになってもらい、後背位で挿入した。
これはもちろん、なべやかん似の彼女の顔を視界に入れないためだ。
ヘコヘコヘコ
無心に腰を振っていると、時間と共にマンコの締まりが増してきた。
クックっく、イキそうになるとマンコの締まりが良くなるタイプだなこりゃ。
その締まりのせいで、急に発射の前兆が襲ってきた。
愛撫でさんざんイカせてるから、もうイッても構わないだろう。そう判断した筆者は、無言のままラストスパート!
「も、もうダメ! イクよっ!」
ふぅ。
ラストスパートを始めて数秒ほどで、大量のザーメンをゴム内にブチ撒けることに。
しばし余韻を味わってから、チンコを引き抜き、後処理を始める筆者。
するとここで、ワカナちゃんから予想外の一言が。
「ショーイチさんって、連続でデキる人ですか?」
「え?」
「もしできるんでしたら、お願いしたいです…」
な、なんと、まさかのお代わりの要求だ!
しかし、この時はもう限界だった。
難攻不落と思えたクエストを達成した満足感でいっぱいだったし、いくら筆者が性の権化でも、なべやかん相手に連続2回戦はあまりに難易度が高すぎる。
「ゴメンね。連続では無理なんだ」
「そ、そうですか…」
ワカナちゃんは、すんなり諦めてくれた。
その後、別々にシャワーを浴び、帰り仕度を始めた。
“連絡先を聞かれたらどうしよう”とビクビクしたが、無言で着替える筆者の気持ちを察したのか、それはなかった。
ホテルを出てすぐ、「じゃ、俺はこっちのほうだから」とJR新宿駅の方向と逆に向かって歩き始める筆者。
ワカナちゃんは何か小声でしゃべっていたが、聞こえないふりをして足早にその場を後にしたのだった。
エッチそのものは楽しめたが、今になって考えれば、苦行以外の何物でもなかった今回のデート。
我ながらなんという精神力なのだろう。もしかしたら、筆者は出会える系サイト遊びを通じて、「心頭滅却…」の境地に達しているのかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)