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お忙しい中、お返事ありがとうございましたm(_ _)m
写メ撮ってみましたけど….
NGって言われそうです笑。
RIRI(ハート)
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そのメールに添付されていた写メは、ソファに寝そべって斜め上から撮ったと思われる上半身のみの画像。真正面からではないので顔の造作がわかりにくかったが、不細工でもないしデブでもないのは確実だった。ヨッシャ! これなら余裕で喰えるレベルだ!
さらに、続けて詳しい自己紹介のメールも届いたのである。
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自己紹介は
結婚して約25年になりますが結婚半年でレスになりました。
主人はエッチが嫌いみたいです。当初は悩みましたが、仕方ないと諦めていました。
2年前より、たまたま見たAVの動画を観て、ハマってしまいました。
諦めていたものがムクムクと。。。
このまま人の温もりを感じることなく、終末を迎えていくのかなぁと思ったら、切なくなり、
まだ、エッチをしたいという気持ちがある時に、なんとかならないものかなと思いました。
2日前にわくわくメールにも登録してみましたが、なんか怖くて。
それで、無理かなと思いましたが、トコショーさんにメールしてしまいました。
名前は、●● リリ
住まいは▲▲です
子供はいません
改めてヨロシクお願いします
RIRI(ハート)
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エッチの気持ち良さを知らずに死ぬだなんて、一体何のために生まれてきたのか。せっかく神様が与えてくれたギフトなのだから、それを有難く享受するのが人としての責務だろう。
こんな境遇の人妻を放っておくわけにはいくまい!! 態度を180度変え、ノッリノリで返信を行う筆者なのだった。
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詳しい自己紹介ありがとうございます、リリさん。
可愛い写メも感謝です!!
NGなわけないですよ。ぜひお会いしたくなりましたから!!
20年近くもセックスレスだなんて、物凄く可哀そうでなりません!!
セックスでイったことってありますか?
それを知らずに人生が終わるだなんて、悲しいことですよね。
私の写メ、添付させていただきます。
どこにも顔出しせずに活動しているので、内緒にしてくださいね。
もちろんリリさんの写メもどこにも出しませんので!!
こんな感じの私でよければ、近いうちにお会いしましょう!!
以上、取り急ぎよろしくです!
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ここからさらに4、5通ほどメール交換を行い、最初のメールを貰った日から数えて5日目にデートする段取りとなったのだ。
待ち合わせ場所は新宿アルタ前から徒歩10数秒の所にある大型靴屋の前。関東の某県に住んでいるリリちゃんなので、新宿に出てくるには2時間近くかかるとのことらしい。筆者とセックスするために2時間もかけて上京してくるだなんて、男冥利に尽きるというもんである。
時間ぴったりにやって来たリリちゃん。
むむむ?
大き目のマスクをしているので、目しか見えていないではないか! これでは美醜の判断を下すことなんてできそうもない。しかし、今日の相手は筆者トコショーの大事な大事なファンの女性だ。それゆえ、ハナからごめんなさいするつもりはなかった。
それに、筆者に抱かれるために2時間も電車に揺られてきた女性をそのまま帰すなんて真似は死んでもできない!! 顔面全体マスク状態に面喰ったものの、すぐに気を取り直して声をかけることに。
「こんにちは、リリちゃんかな?」
「はい。そうです!」
「今日はわざわざ新宿まで来てもらってありがとうね」
「ショーイチさんこそ、私のために時間を作ってくれてありがとうございます」
「じゃ、早速だけど行こうか?」
「はい!」
ハキハキと楽しそうに答えてくれるリリちゃん。目しか見えないので表情はわかりにくいが、瞳をウルウルさせながら筆者をまっすぐ見つめてくるではないか。
150センチという低身長のせいもあり、52歳のリリちゃんに少女のような可愛さを感じてしまう筆者なのであった。
ホテル街に向かう途中、コンビニで飲み物を買おうかと提案する筆者。しかし、リリちゃんは飲み物を持参したと言うので、道中の自動販売機で筆者のコーヒーだけを購入。そして、いつもよりグレードの高いラブホテルにチェックインしたのである。